20 marzo, 2007

ニュースの見方

6ヶ国協議でマカオの銀行バンコデルタアジア(BDA)の
北朝鮮口座を全額解除することが合意されたそうです。

昨日のニュースでこれを聞いて
「えー!なんでそんなことするねん。
 また北が調子乗るやんか。」
とストレートに反応したのですが、
どうもそう単純なものではないらしいです。

北はこれによっていくらかの資金を手に入れます。
しかし、使途は人道上支援のみに使うと制限されていますし、
もし、それ以外に使うようなら、金豚の未来はありません。
BDAの資金洗浄の疑いが強い金融機関という決定も変わりませんので
スーパーK(偽札)を今後BDAで資金洗浄できなるなります。
他の金融機関もこれをみて、
北朝鮮に手を貸すようなまねはしません。
核査察の受け入れもしなければなりません。
北の資金使用については中国当局が監視するとあり、
もし違反があれば中国の面子を潰すことにもなり、
即刻凍結となります。
本当に孤立無援(南朝鮮は別)となります。

昨日のニュースでは凍結資金解除によって日本の立場は
危うくなるとの報道が強かったのですが、
事実協議後の北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官は
「北京にも春がやって来た。」
みたいなのんきなコメントを満面の笑みで漏らしていましたが、
もし上記が事実ならば、北はますます苦しくなったとみるのが
正しいのではないでしょうか?

協議後、 佐々江アジア大洋州局長は収穫があったと述べていましたが、
ここまで考えてのことであれば、相当やなと思いました。

翻って日本の主要メディアはこの程度かと、
あらためて日本のメディアのレベルの低さを確認しました。

既存メディアは
「バスに乗り遅れるな。」
と日本の孤立感を煽りたくて仕方がないようですが、
孤立しているのは間違いなく北朝鮮であって、
日本ではありません。
日本は経済制裁をこれまで通り続けていればいいんです。
あのチリチリパーマを締め上げてやればいいんです。

拉致解決なくして国交正常化なし
金豚体制崩壊なくして国交正常化なし

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