02 marzo, 2007

せつなすぎる

今週の火曜日に今年の定演で演奏する3曲のうち、
当初手に入らなかった曲の楽譜を預かりました。

ネタバレになるのですが、その曲とは
「ウエストサイド・ストーリー・メドレー」
です。

この曲は因縁の曲です。
僕が高校生のとき、神戸市吹奏楽祭という演奏会
でこの曲をウチの高校は演奏したのですが、
その時僕はドラムをやったんです。

この曲は最後の最後にドラムの10小節くらいの
ソロがあって終わるんです。
練習では上手くできたんですが、
本番で・・・(文面からお察しの通り)
大失敗したんです。
ホンマに落ち込んで、演奏が終わるや否やみんなの
顔を見るのが嫌で帰りました。

演奏が終わった瞬間僕が当時好きだった女の子に
言われたひと言が今でも忘れられません。

「最悪・・・。」

心臓刺して死にたかったです。
舞台上で絶叫したかったです。
髪の毛全部抜けるかと思いました。
余りにも酷なひと言でした。

この件について、当時は言い訳を一切せずに
いたのですが、15年の歳月を経て、
こんな形で唯一の見苦しい言い訳を長々と書きます。

これから先は分かる人にしか分からないです。
忙しい方は読まないでもいいです。

以下、僕の言い訳

***
ドラムセットは手にスティックを持って叩く太鼓と
足でペダルを踏んで叩く太鼓があります。
通常、ホールの舞台は木でできています。
足でペダルを踏んで叩く太鼓は、
太鼓の打面を横に床に置いて設置するのですが、
その際に、2本の足をその太鼓につけて、
太鼓を安定させます。
その足の先は尖っています。
それで床に突き刺して太鼓を安定させるのですが、
人に刺さったりすると危ないので、
カバーが掛けられているのです。
本番その太鼓を設置したのは舞台の係の方だったのですが、
その方がカバーを外して尖った部分を
床に刺してくれていなかったのです。
するとどうなるか、
僕が演奏でペダルを踏む度に太鼓が
前へズルズルと行ってしまうのです。
僕はその位置のままですから
演奏できなくなってしまうわけです。
でそのソロは曲の一番最後です。
どうにもできずに僕は

男らしく玉砕(泣

したわけです。
***

言い訳終わり

本当にいい勉強になりました。
今回は誰がドラムを叩くか、まだ決まっていません。


昨日の夜、楽譜を見て「!?」と思った瞬間、
心臓がバクバク、嫌な汗も出てきました。
僕はこの思い出を乗り越える必要があるのでしょうか?

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