29 febbraio, 2012

維新の会と橋下徹氏

橋下大阪市長をどう思うか。
各種報道より色々と仕入れるのですが、
評価するとなると、まだ早いやろうというところです。

では、現時点で発言や政策を聞いて、見てどう思うか、
というと、大阪市政は任せて、国政進出してもかの党には投票せんな。
といったところです。

市政について言えば、直接的に僕の住む自治体への影響は無いです。
例えば関電に株主提案で脱原発を京都市や神戸市と共同提出したという
件についていえば、もしかしたら何かあるかもしれない。
行政改革についても、教育委員会改革や市営交通改革、二重行政撤廃
など、市民にとってどうみても良い影響を与えそうなことについては、
間接的に影響を受けるかもしれません。
でも、これはむしろ歓迎することです。
神戸市などでも公務員の厚遇は有名ですから、神戸市への良いプレッシャー
となって改革の波が神戸市にも押し寄せてくれば良いと重います。

で、橋下氏の言う大阪都構想については、ちょっと良く分からないんですけど、
政治や経済の東京一極集中がこれで解消できるのであれば、国家リスクが
分散されて、良いんじゃないかなとか思います。
大阪都構想問題では、行政コストについては下がるという意見と上がるという意見と

ふたつに分かれているようです。
このあたりは、より緻密な数字がでれば判断材料が増えて良いと思います。
関西広域連合などもありまして、
関西内でも協力できるところは協力して、
国と地方併せて1000兆円を超える負債があることですから、
こうやってどんどん行政の無駄を無くすこと(にチャレンジすること)は
良いことだと思います。

***

しかし、国政の話となると、諸手を挙げて賛成とはいきません。

まず、首相公選制と参議院の廃止は両方とも僕としては反対です。
首相公選となると、我々国民が直接我が国のリーダーを選べると
いうことですから、自分の意見をダイレクトに反映してもらえる可能性が
あるということで、良いことのようにも思えますが、
残念ながら今の日本でそれをやると例えばひと昔であれば、
田中真紀子が首相にっていたかもしれませんし、
今で言えば、岡田克也とか前原誠司のようなバカな奴等が首相になってしまう。

とりあえず、上の3人は衆議院議員から選びましたが、
この枠を外してしまえば、市中のとんでもないヤツでも首相になれてしまう。

やれ総選挙だなんだと言っているんですから、秋元康氏がなってもおかしくない・・・
まぁ、そんなことは無いとは思いますがね。

それと、参議院の廃止ですが、これも今言われている話ではなく、
昔から参議院不要論は出ています。
これは、参議院で否決したところで結局法案は通ってしまうから、
それこそ審議するだけ無駄やろみたいな話までありました。

しかし、今この日本がピンチの状況で何が効いてると言って、参議院ほど
効果的に歯止めをかけているものはありません。

今の政府与党はとんでもない売国奴連中で、この震災のどさくさに紛れて、
やれ外国人参政権だの人権擁護法案だの、国籍法(二重国籍容認法案)改正案
などの売国法案の数々ををスキあらば通そうとしているのです。

それを許さないのが野党が多数を占める参議院なんです。
衆院で可決しても、参議院で否決されれば衆院の3分の2以上で可決となりますが、
これらの法案は国民の権利に影響するものばかりですので、重要法案扱いとなりますので、
両院協議会で審議されます。若干あぶない面はありますが、現在自民党などでこれらの
法案に賛成しようという空気はありませんので、不成立となれば廃案となります。
そんなこともあって今参議院が重要な地位を占めていることが分かっている今、
参議院の廃止などに賛成できるわけがありません。

それとTPPへの参加もいただけません。
既に日本は関税をギリギリにまで下げた自由貿易を現に今やっているという事実に
目を向けていない。
それと、今民主党政権がTPP参加国と協議を行っていますが、もう既にあの豚は嘘
をついていて、ネガティブリスト無しで交渉をしようとしています。
日本の米もフリーで交渉しようとしているのです。
もちろん、農作物以外に医療・金融もフリーということです。
これで参加が確定となると、日本の米も輸入米に押され、アメリカの医者や弁護士が
日本に入ってきて、今までの日本とはまるで違う社会になるでしょう。

米などは日本の米は完全に日本人に対応して作っているので、そう簡単にアメリカの
米が席巻するなど考えにくいという意見もありますが、アメリカ産のジャポニカ米は日
本米のものに引けをとらないくらいに美味しいです。
ただし、農薬について言えば、日本のものよりも間違いなく含有率は多いです。
農作物の農薬基準についてもアメリカ主導で決められる恐れが強いんです。

バスに乗り遅れるなではなく、もっと乗るバスを真剣に選ばなければなりません。

最後に、維新の会というか、橋下氏の裏の話もなんともキナ臭いものばかりで、
コメンテーター時代の橋下氏は、まぁ保守の人なんだろうなぁと思っていたのですが、
実際色んなことがありそうな、毀誉褒貶の激しそうな人やなぁと思います。
左翼連中とは違う理由で橋下氏については一歩引いて見ている状況です。
とりあえず、大阪市の行政問題を片付けられたら、その時にあらためて
国政への態度を見てみたいです。

ということで、現時点で
松井・橋下の維新の会は、僕の中では共産党のようなものです。
地方自治については、応援したいけど、
国政は任せられない。

後、維新の会の議員連中については、
「お前等、調子に乗るな。お前等が当選したのは全て浅田・松井・橋下のお陰で、
お前等が優秀で通ったわけじゃないからな。市役所で職員に偉そうな態度で指図するな。」
と言ってやりたいです。

選挙の時にはぺこぺこ頭を下げて票くれと言っていた奴等が、
当選したら手のひらを返したように偉そうに市の職員に居丈高に接する。
虎の威を借る狐とは正にこいつらのことで、
みっともないことこの上ない。
偉そうにするなら、
ひとつでも議員として実績を作ってからにしやがれ。
ぺーぺーは、まず一から勉強です。

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