26 luglio, 2007

光と闇

昨日で総合はほぼ確定しました。
最後のオービスク峠で、コンタドールの
再三に渡るアタックをマイヨ・ジョーヌの
ラスムッセンは難なく防ぎ、
最後には足を使い果たしたコンタドールを
置き去りにして区間まで取ってしまいました。
コンタドールは35秒遅れの3位でゴールしました。

ラスムッセンは最後まで余裕でした。
観ていてもつまらなくなるくらいに、
コンタドールがアタックをしてもそれに釣られずに
イーブンペースで登って行き、結局吸収する。
これの繰り返しでした。

コンタドールのアタックはとても鋭いもので、
誰もついていけないものなのですが、
そのアタックの後に続けてハイペースで
登っていけないので、アタックはするものの、
シッティングで踏み出すと後続に追いつかれる
ので、結局ライバルを離すことができないのです。

これが、パンターニになると加速で一気に突き放して、
そのままほとんどペースを下げずにゴールへひとり
突き進むといったかたちになるわけですね。

コンタドールはマイヨ・ブランを着てレースに出ている
ことからも分かるとおり24歳とまだまだ若い選手です。
その彼がここまでマイヨ・ジョーヌを苦しめる走りを
したわけです。将来が楽しみな選手です。

一方、マイヨ・ジョーヌをほぼ手中にしたラスムッセン
ですが、アベレージペースで淡々と登るスタイルは、
個人的に面白みに欠けるなぁと思いながらいつも見ています。
しかし、その強さは今ツールで明らかなものとなりました。

実はタイムトライアルの練習もかなりしていたんです。
みたいな13ステージの走りなどは、チーム事情とは関係なく、
あんたもマイヨ・ジョーヌ狙っとったんかいな。
と、僕は、ラスムッセンはあまり好きな選手ではないようです。

で、また一チームドーピングにより
ツールから去ることになりました。
興ざめしますわ。

マイヨ・ジョーヌのラスムッセンだって完全な白で、
今の地位にあるわけではないので、
いまひとつ釈然としないものが残ります。

でも自転車、観続けるやろうなぁ

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