23 luglio, 2007

勝者の峠

昨日は、パイエール峠を越え、プラトー・ド・ベイユ峠ゴールの
超難関ステージでした。

連日厳しいレースを強いられている、ヴィノクロフは、
最初の超級パイエール峠で総合争いから脱落、
これで、本当にヴィノクロフは総合を諦めたと思います。
集団はイヴァン・マヨをリーダーに抱える
サウニエルドゥバルが強烈に引いてあっという間に
少数集団になりました。
しかし、マヨは続くプラトー・ド・ベイユの登りで、
マイヨ・ジョーヌ集団から脱落、
サウニエルの引きはいったいなんだったんだ?
みたいな展開になりました。

最後は総合2位につけていたカデル・エヴァンスが脱落して、
総合トップのラスムッセンとマイヨ・ブラン(新人賞)の
アルベルト・コンタドールでのガチンコ勝負となりました。
定石通りいけば展開からいくとラスムッセンが8秒差を受け入れて
コンタドールを優勝させるのですが、ラスムッセンはそれを
拒み、最後まで足をゆるめずに優勝を狙いにいきました。
このプラトー・ド・ベイユはマルコ・パンターニや
ランス・アームストロングなどツールで総合優勝を果たした
選手が制しているゴールだからです。
しかし、ピュアクライマーのラスムッセンは最後スプリントの
足がなく、競ることができずコンタドールがステージ優勝しました。
ラスムッセンは当面の敵であったカデル・エヴァンス
に十分な差をつけることができたので、
ステージ優勝はできなかったものの、シャンゼリゼでの
マイヨ・ジョーヌをより現実のものとできる位置につきました。

しかし、ラスムッセンにもドーピングの疑惑が出てきているようです。
昨年のフロイド・ランディスに続き、「またかよ!」な状況ですが、
これは、ツールが終わってからも昨年同様尾を引きそうな問題です。

*H19.7.23 16:27追記 
 ラスムッセンのドーピングに関する問題は、
 使用に関するものではなく、トレーニング場所を、
 しかるべき団体に知らせなかったことによるものです。

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