31 maggio, 2007

ディルーカつよーい!!

昨日の第17stは今回のジロ最後の山岳ステージでした。
ゴールはゾンコラン峠、最大斜度は22%です。
現在総合トップのディルーカをして
「(試走で)転がりそうになった。」
と言わしめる難関峠がゴールでした。
選手も評論家もプレスもここの山が総合を占う上で
最重要ポイントだとジロ開催前から言っていました。

ということで、気合を入れて観戦していたのです。
と言いたいのですが、
27日のトレチーメ・ディ・ラヴァレードゴールで
決まったかな?
みたいな感じだったので、シモーニの奇跡が起きるか
観るかといったスタンスでビール片手にひとり観戦しました。

最後のゾンコランまでにも2つの山をこなさなければなりません。
ただ、このステージはゾンコランまでリクイガスが集団を
引くことはなくむしろサウニエルドゥバルとランプレが
積極的に引くシーンばかりが目立ちました。
リクイガスに仕事をさせないということは
「もう総合は諦めたのかな?」
とちょっと残念。
ただ、最後のゾンコランはシモーニが前回とったとき、
10kmの道のりを約1時間かけて登っているとのことですから、
最後の最後でスーパーアタックがみられるか?
とディルーカの調子も考えずにわずかながら期待していました。
で、いよいよゾンコランに入ったのです。
予想通りシモーニが途中からスパートを掛け、
総合トップのディルーカを引き離しにかかります。
しかし、ディルーカも遅れながらもマイペースで追撃します。

間は端折って

結局シモーニがステージを取りました。
ディルーカとのタイム差はわずかで、
これで総合もほぼ確定かなといった感じです。
あとは平坦ステージとタイムトライアルです。
ジロは終わっていないので、まだあれこれ言うのは早いのですが、
とにかくディルーカの強さだけが目立つ大会でした。
アンディ・シュレクやリカルド・リッコなど
若手の台頭はありましたが、
シモーニやクネゴなどが暴れて
山でもっと激しい展開があったらなぁと思いました。
しかし、ディルーカは終始強さを見せ付けました。
ワンディレーサーからジロを制するまでになった
裏には相当な練習量があったそうです。
素直におめでとうといいたいです
(まだ何ステージか残していますが・・・)。

さてさて、今日からのジロですが、
マリア・チクラミーノ争いの方がこれからの楽しみです。
涙の復活劇を遂げたペタッキか
それとも世界王者ベッティーニか

どちらもイタリアの英雄です。
激しい戦いが予想され最後までジロを楽しめそうです。

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