07 maggio, 2007

サルコジ氏勝利

仏大統領選、サルコジ氏がロワイヤル氏制し当選確実
5月7日7時30分配信 ロイター

 [パリ 6日 ロイター] 
 6日に実施されたフランス大統領選挙の決選投票で、
保守与党・国民運動連合党のニコラ・サルコジ前内相(52)
が社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル元家庭担当相(53)を制し、
当選確実となった。
 何万人もの支持者がパリ中心部に集まり、
サルコジ氏の勝利を祝った。
 開票率75%超の時点でサルコジ氏の得票率は53.4%、
ロワイヤル氏は46.6%。投票率は約85%と1
981年以来の高い水準となった。

元の記事

http://today.reuters.co.jp/news/articlenews.aspx?type=worldNews&storyID=2007-05-07T070126Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-258434-1.xml

***

当初12名(有力候補は3名程度)の立候補があり、
サルコジ氏とロワイヤル氏の
決選投票となったんですよね。
地理的に遠く正直なところかなり興味があるといった
話題ではなかったのですが、

 有力候補者3名が保守、中道、左派とみごとに分かれており、
各メディアのインタビュー風景を見ても、
国民が各候補の政策ベースで投票しようとしていること、
テレビなどを使って喧々諤々討論をしたおして、
主張を明確にさせていること。
 上記ニュースによると投票率約85%だそうですよ。
日本は議院内閣制で首相は国会議員による投票で決まるので、
我々は間接的にしか関与できないので羨ましいです。
 フランスも他国に違わず国内・外交でさまざまな問題を
抱えていると思います。特に移民問題などはかなり深刻です。
それだけに、国民が政治に本気で関わっていかなければならない。
その結果の85%だと思います。
 日本の世論調査結果を見ていていつも思うのですが、
例えば、小泉氏や安倍氏が内閣総理大臣にふさわしいと思う理由
の中にかなり高いポイント数で
「人が良さそう・やさしそうだから」
「男前だから」
といったものがあるんですよね。
 確かにそうかもしれんけれども、一国の代表を決めるのに、
そんなもんを検討ベースに置いて考えてもいいのか?
と思います。
 喰うか喰われるかの世界の話ですから、
“性格”とかで選ぶならむしろ「冷徹」とか「残酷」な人を
選ぶべきだと思うんですけどね。
国内問題もさることながら、外交事案でも首相は一国を代表する
立場にいるわけですから、兵器を用いない戦争である外交において
相手に隙を見せたら終わりでしょ?
羊の皮を被った狼だったらいいけど、終始“羊”では国益を
大きく損ないかねないんですよね。喰われてしまう。
これまでの日本外交は全てこれでした。
 安倍内閣総理大臣を評価するのは、まだ早いと思います。
見た目はスマートで穏やかな印象が強いのですが、
しっかり本来の国益を追求できる首相であって欲しいと願います。
 今回のフランス大統領選で当選したサルコジ氏がどういった
人物かは分かりませんが、ヨーロッパ各国ではおおむね歓迎ムード
だそうです。
個人的に対米・対アジアと同じくらいヨーロッパとの連携も
大事だと思っていますので、
どうぞひとつ日本もよろしくと言いたいところです。
安倍さんは今の調子で頑張れ!

4 commenti:

Anonimo ha detto...

お久です。演奏会への準備は上手くいってますか?
 仏大統領選、個人的には「初の女性大統領」を見たい気が強かったのですが、多分サルコジ氏が勝つだろうと思ってました。ワイン好きのぼくは向こうの業界の人の意見を目にすることが多いのですが、とにかく左派の政策だと労働者保護が強すぎて、人が雇えないらしいのですね。ぼく自身も労働者の一員ではあるのですが、羨ましい気持ちと、でもそれじゃ社会は回らんだろうという気持ちとで複雑な思いです。
 もっとも、日本は財界の意見が通りすぎです。これから通りそうな法案のことを考えたらゾッとします。もっとアメリカよりもヨーロッパの経済政策をベンチマークしていただきたい。
 多分、ぼくとひであきさんとでは、安部総理に関する評価は全然違うとは思いますが、またこの手のネタにもレスしますね。
 にしても、あの投票率は羨ましい限りですね。日本だと、オーストラリアみたく、義務制(不投票に対して科料ないしは罰金)にしないとどうにもならんでしょう。でもそれだと自民党は確実に下野するから、ぜーったいに認めないでしょうが・・・。

Anonimo ha detto...

フランス国民は政治に関して凄い関心があるようです。ベルギー在住のフランス人の友人もワザワザパリまで投票に行っていました。
しかし、今回に関しては最後まで誰に投票するか国民全体が悩んでいたとも言ってましたね。誰を選んでも上手く政治がまわらないと感じているそうです。
ちなみに、サルコジはシラクとは違い親日家ではないようです。。。

ひであき ha detto...

>はすざわさん、まいどです
 フランスの育児世帯保護制度は目を見張る
ものがあるらしいです。現時点でも労働者政策は進んでいるようですね。
 僕もアメリカよりもヨーロッパの政策を
参考にすべきと思います。地域は違えども
歴史ある国家が多くその意味では同根
ではないかと思ったりもします。
 アメリカのような実験国家の政策は我が国
には馴染まないと思います。
安倍施政には一喜一憂です(笑
 日本の投票率を上げるには有権者に飴(減税措置等)をやらんと無理ですね(泣

ひであき ha detto...

>だいさん、まいどです
 フランス人は誰も彼も政治にはめちゃ関心が高いようです。それぞれ確信があり、それゆえ酒場などでは政治の話をするのを敢えて控えたりするそうです。マジになるとつかみ合いの喧嘩になることをお互いに分かっているからだそうですよ。
 日本のメディアはロワイヤル当選を期待していたようですね。分かりやすいわ。
 シラクの親日ぶりが異様だったんでしょう。サルコジは「京都御所はうらびれている」とか「相撲はインテリのスポーツじゃない」とか興味深い発言が多いです。ただ、これらの発言のあと釈明はしているようです。僕は誰でも良いと思っていましたが、ロワイヤルは中国の外交姿勢を問題視し北京五輪をボイコットする可能性もあるとしていたそうです。ロワイヤルやるなと思い、応援したくなりました。因みにサルコジは「ボイコットは良くない。」そうです。この腰抜けめ!と思いました。