28 febbraio, 2007

ドイツの英雄

ドイツスポーツ界の英雄のひとりヤン・ウルリッヒが
2月26日引退を表明した。

ウルリッヒはツール・ド・フランスで7連覇の偉業を
達成したランス・アームストロングをもっとも苦しめた
選手のひとりです。
2003年の最後のT.T.なんかはホンマに
「今年はウルリッヒやで~」
なんて思いながらテレビにかじりついていました。
ウルリッヒのファンは日本にも多くいます。
かく言う僕もそのひとりで、ここ数年ツールと
言えばランスかウルリッヒかと期待しながら
寝不足の日々をむさぼっていたんです。

今回の引退は昨年の夏のオペラシオン・プエルト
が少なからず関わっていると言われています。
そのリストにウルリッヒとみられる選手の名が
あったんですね。
それでランス不在で優勝争いが激しくなるはずの、
昨年のツールは未出走で、
このドーピング問題の当事者であるとして、
T-モバイルチームから解雇され、
その後の動向が気になっていたのですが、
残念ながら引退となったわけです。

ウルリッヒは1997年のツールで総合優勝しており、
名実共に自転車界のトップ選手だったのですが、
ランスの陰に隠れ1997年以降最後の最後まで
爆発できなかったんじゃないかと思います。
結局、万年2位の屈辱を果たせなかった。

なんかねぇ、でもそんなウルリッヒを
応援したくなるんですよね。
いつもクレバーな走りをするランスよりも
ウルリッヒなんですよね。

オペラシオン・プエルトで取り返しのつかない
ケチがついてしまいました。
ホントに有終の美を飾って欲しかったです。
昨年のツールがいい舞台だったんですよね。

引退後はオーストリアの自転車チーム代表に
就任することが決まっているそうです。

今後はツールで8連覇するような、
スーパースターを育成して欲しいです。

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