07 agosto, 2012

ポゼッション

サッカー男子代表戦などは、タイミングが合えば観ます。

最近サッカー観戦をしていて良く耳にする言葉に、

「ポゼッション」

という言葉があります。

ご存知ですか?

知らなくても楽しく観戦できますが、
知っていると、解説者の話をより理解できる言葉です。

「ポゼッションは高いんですけど、前半終わってシュート2本は少ないですね~。」

とか、

「日本代表は持ち前のパスワークでポゼッションを高めます。」

みたいな使われ方をするんですよね。

ここまで書いてポゼッションの意味分かりますか?


「ポジション」

の意味で捉えると、

相手ゴールにより近い位置で常にプレーすること。

と理解してしまいますね。

でも、これは間違いです。
間違いなんですけど、完全に的外れでもないように思います。

「ポゼッション」

とは、サッカーで言えば、「ボール支配率」のことを指します。

先に文例で出した、

「ポゼッションは高いんですけど、前半終わってシュート2本は少ないですね~。」



「ボールは自軍で回しているんだけど、シュートまで上手く持ち込めていない。」

という意味で、

「日本代表は高い位置からプレスしてポゼッションを高めます。」



「日本代表は相手ゴール前から敵ディフェンスとの間合いを詰めて、ボールを奪いに行って、
でボール支配率を高めて、ゴールを決めようとする。」

という意味ですね。

一昔前は、ポゼッションなんていう言葉はサッカーでは出てきませんでした。
「ボール支配率」と言っていました。
「ボール支配率」で十分通じるのに、

どこぞのかっこつけの解説者が

が、ポゼッションという言葉を使い出したために、
我々一般視聴者がその割を食う形でサッカーを理解できなくなってしまったんですね。

解説者は我々視聴者やファンのサッカー観戦がより楽しくなるように、
選手達のプレーや監督の采配をそれこそ解説するのが仕事なのに、
テメーの自己満足のために訳の分からない、普段使わない、我々に馴染みの無い
言葉を使い、我々を混乱に陥れたわけです。

まぁ、「ポゼッション」という言葉は、
これからもサッカー観戦をする上では、
どんどん出てくることばですので、
しっかり頭の中で

「ポゼッション=ボール支配率」

と、ばっちり脳内返還して、サッカーを楽しみましょう。



今晩深夜1時からオリンピック男子サッカー日本対メキシコが行われます。

日本代表の戦術は、高い位置から早めにプレスをかけてポゼッションを上げます。

「ポゼッションが勝敗を左右しますよ。」
「日本は細かいパスを繋いでポゼッションを上げて、少ないチャンスをものにして欲しいですね~。」

みたいな解説があれば、しっかり脳内返還しましょう。

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