21 settembre, 2006

カザフの英雄

ブエルタ・ア・エスパーニャが21日の熱戦を終え、
マドリッドゴールへ着きました。と言うか、終わってました。
僕は、最後の数日のレースは帰郷の為観戦できずで、
携帯電話で結果のみチェックしていました。

今回は、前身のリバティ・セグロスのドーピング疑惑の煽りを受け
ツール・ド・フランスに出場できなかったアスタナチームの
ヴィノクロフが総合優勝しました。

ヴィノクロフは前に所属していた、Tモバイルというドイツのチームで、
チームリーダーとして、ツールを戦えなかった為、
(Tモバイルには、不動のエース ヤン・ウルリッヒがいる)
わざわざ、ツールにエースとして臨むことのできる
リバティ・セグロスへ移籍したのです。
ところが、そのリバティ・セグロスのマノロ・サイス監督が
チームのドーピングに深く関わっていたとのことで、
スポンサーが撤退、チームもバラバラになってしまったのです。
よってリバティー・セグロスはツール不出場、ヴィノクロフにとっては、
散々の結果となったわけです。

そこで、ヴィノクロフ自身はドーピングに関しては完全な白とのことで、
ヴィノクロフの母国カザフスタンが、メインスポンサーとなったんです。
国家がイチ自転車チームのメインスポンサーになったということです。
ナザルバーエフ大統領自身が自転車レースの、というかヴィノクロフの
大ファンでしっかりとチームのバックアップをすることになりました。
因みに、ここのチーム名の「アスタナ」とは、
カザフスタンの首都だそうです。

で、母国のバックアップを受けヴィノクロフは見事に総合優勝を
成し遂げました。
ツールに出られなかったうっ憤を見事に晴らしたわけですね。
かっこいいですね~

このカザフスタンはアジア地域に入るらしいです。
自転車の世界では、アジアと言えば日本の中野浩一くらいしか、
有名な人はいなかったのですが、ロードの世界では、ヴィノクロフが
アジアを代表してトップで走っていることになります。
なんとなくアジアというだけで、親近感が沸きますね。
カザフスタンという国は、全然馴染みがないのですが、
先月、小泉首相が外遊で訪問しているとのこともあり、
お気に入りのイヴァン・バッソは当分レースに出られない
ということもあり、このヴィノクロフには、改めて注目したいと思います。

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