01 novembre, 2011

ISD条項

以前よりTPPに前面反対を表明していた中野剛志氏が超人大陸
で話をされていた動画を観ました。


超人大陸 中野剛志「TPPで日本が滅ぶ」

どの項目も日本には何のメリットも無いし、むしろ不利な点ばかりと思っていたのですが、
僕がホンマに日本滅ぶで、と思ったのは、
このISD条項(Investor-State Disupute Settlement)です。

以下、ISD条項について、色々調べて各ページで書かれている内容を、
僕なりに消化し、まとめました。


ISD条項とは、投資家と国家間の紛争解決条項なのですが、
収用により損失を被った企業が相手国政府を訴えることができるとする条項です。
訴訟の場は世界銀行傘下の国際投資紛争解決センターなどの第三者機関であり、
そこで数名の仲裁人が判断を下します。
問題のひとつは、ここでの審理は全て非公開だということです。
第2に判定は強制力を持ちますが、不服があっても上訴不可なのです。
要するに、1回だけの審理で最終結論が決まるのです。
更に、ここでの判定基準は被告となった相手国の政策妥当性・必要性ではなく、
『企業が公正な競争を阻害されたか否か』という事なのです。
これは、公共性や環境よりも利害を優先するという事です。


TPPの、ISD条項とは、各国が自国民の安全、健康、福祉、環境を、
自分たちの国の基準で決められなくする「治外法権」規定なのです。

このISD条項は、米国とカナダとメキシコの自由貿易協定であるNAFTA
(北米自由貿易協定)において導入されました。
その結果、国家主権が犯される事態がつぎつぎと引き起こされています。

たとえばNAFTAの当事国カナダでは、ある神経性物質の燃料への使用を

禁止していました。
同様の規制は、ヨーロッパや米国のほとんどの州にあります。
ところが、米国のある燃料企業が、この規制で不利益を被ったとして、
ISD条項に基づいてカナダ政府を訴えました。
そして審査の結果、カナダ政府は敗訴し、3億5千万ドルを支払った上、
この規制を撤廃せざるを得なくなりました。
 

また、ある米国の廃棄物処理業者が、カナダで処理をした廃棄物(PCB)を
米国国内に輸送してリサイクルする計画を立てたところ、
カナダ政府は環境上の理由から米国への廃棄物の輸出を一定期間禁止しました。
これに対し、米国の廃棄物処理業者はISD条項に従ってカナダ政府を提訴し、
カナダ政府は823万ドルの賠償を支払わなければならなくなったのです。
 

もうひとつのNAFTA当事国メキシコでは、地方自治体がある米国企業による
有害物質の埋め立て計画の危険性を考慮して、その許可を取り消しました。
すると、この米国企業はメキシコ政府を訴え、1670万ドルの賠償金を獲得することに

成功したのです。

いずれのケースもそれぞれ自国の環境や国民の健康の安全を第一に考慮して、
禁止をしているのにも関わらず、相手国の企業の利益のみを焦点とする審理で、
結論を出され、損害賠償を支払った上、相手の意向を飲むことになるのです。

この他にもISD条項にからむ提訴が200件ほどあがっているそうです。

因みに、カナダはこのISD条項に懲りてTPPへの参加を見送っています。
当たり前です。こんな不平等な協定など同意できるわけがありません。

ただし、TPPは相互に規制を撤廃するのですから、当然カナダ企業がアメリカ国家を
訴えることもできるわけですが、この例はありません。
それは、やはり国家のパワーバランスが原因としか言えないでしょう。
衰えたとは言え世界の超大国アメリカ合衆国を相手に経済規模でも軍事力でも
アメリカに遥かに劣るカナダなりメキシコの一企業が訴えることなど、
理論的にはできても現実問題としてできるわけなどありません。

このような毒饅頭(といわれている)がTPPには仕組まれているのです。

しかも、日本の野田佳彦のボケはこのISD条項を日本からの要望としてTPPに
組み込むようにリストに挙げているというのです。

民主党がボケでバカな売国奴政党であることは、地球上に石ころが転がる前から
知ってはいましたが、ISD条項まで入れてくれと言うほどのキチガイとは知りませんでした。

野田のボケはISD条項を使って日本を滅ぼすつもりか?

本当にこいつら死んでしまえ!!!

僕は、自民党政権であったとしても、TPPに参加しろと言われたら断れないだろうと
思っていたので、野田が前のめりになったとしても、参加することには大反対だが、
断りづらい現実は理解できると思っていました。

しかし、自ら尻尾を振ってISD条項を入れてくれとはホンマにこいつらはキチガイ売国奴です。

これで、完全に民主党が腐れ外道売国奴死んでしまえ政党であることが確定しました。

日本はISD条項なんて上手く使えないですよ。
そもそも、経済力や軍事力など国家の力が全く違います。

そして、アメリカは建国以来今に至るまで訴訟国家であります。
電子レンジで猫を暖めたらしんだから、家電メーカーに損害賠償しろと訴え、
自分が喧嘩して投げてこぼれたドリンクに自分が滑って転んで骨折したらそのレストランが悪いと
訴え、
トイレからライブ会場に入場(無銭入場)しようとしてこけて歯を折ったからと訴え・・・

これら全て原告が勝訴するようなキチガイ国家なんですよ。

そして、アメリカは金融工学などと言って金融・投資で(めちゃくちゃではありますが)世界の
先頭を行く国家です。

そして東京裁判、もう皆さんご存知のこととは思いますが、世紀の不平等裁判です。
事後法、それもでたらめな審理で日本の軍人や政治家、民間人が大勢殺されました。
アメリカや連合国の連中に不公正な東京裁判で日本人は大勢殺されているんです。

日本人は元来、

“袖触れ合うも他生の縁”
“向こう三軒両隣”

などと他人、ご近所など自分の周りの人達との良好な関係を大切にしてきました。
こんなアメ公共の言うような意味不明な理由で他人を訴えるなど、理解できない国民性
なのです。

要するに、日本の企業が福島で集積した核物質に汚染された瓦礫を、
例えばチリで最終処分するからチリに送ると、するとチリ政府が、
国民の健康を害するから日本からのその瓦礫の輸入を阻止する。
ISD条項の理屈で言えば、日本のこの企業はチリ政府を訴えて、
なんなら勝訴する可能性があるということじゃないですか。

そんなアホな話あるかい!
日本人はそんな卑怯なことするかい!

こんなことまで平気でやる卑怯なアメリカが
「TPPに日本も参加しろ!」
と言っているのです。
どこにこんなもんにお付き合いする必要がありますか?

「バスに乗り遅れるな」論など無視すればよろしい
そのバスは地獄行きのバスです
日本が孤立すると前首相のボケが言うてましたが、
あんなバカの言うことなど無視すればよろしい

TPP推進論者の推進すべき理由を是非聞きたい。
未だに納得できる理由に出会えません。

2 commenti:

だい ha detto...

こんな世の中になっても未だにグローバルとか言ってるヤツらは馬鹿ですね。そのグローバル化のせいでサブプライムローンなるまやかしが生まれ、リーマンショックがおこり、ギリシャデフォルト、ユーロ危機にまでなってるのに…

欧州で駄目だったので、今度はアジアで!みたいに考えてるアメリカは世界の癌です。

ひであき ha detto...

>だいさん、まいどです。
サルコジはホンマに頭を抱えていることでしょう。
そもそもギリシャをEUに入れようと
積極的だったのはフランスだったとか。
ドイツは「止めろ。」と最後まで
反対だったそうですね。

こういうアメリカの横暴ぶりを見ていると、
この国の根っこを垣間見ることができます。
アメリカは先住民のアメリカインディアンやインディオを大量に虐殺して、
ゴールドラッシュと西へ西へと先住民族の居住地を荒らし合衆国を成立させました。
こいつ等はアジアの黄色い猿が苦しもうが、
全く心が痛まない連中です。
大東亜戦争を振り返れば分かることです。