ため息をつくと幸せが口から逃げていく
誰が言ったか知らないけれど、いつからか僕はこれが気になって
ため息をついたらそれ以上に大きく息を吸い込んで、
「深呼吸、深呼吸。」
とごまかしている。
ため息は、思わず・心ならずつくものであって、ついてしまった瞬間に
「あ、今のため息や。」
と自分のおかれている状況とその時の心境を改めて自ら認識してしまいます。
そんな確認したくはないんだけれども。
で、そこで
「あ~、いかん、いかん。今のため息取り消し。」
と大きく息を吸い込んで吐き出して、また吸い込んで吐き出してを繰り返し、
今のため息を深呼吸に脳内変換というか、気持ちの入れ替えをこころみます。
そんなことをしたところで、ため息をついた自分の環境・自分のしでかした結果
は変わらないんだけれども、逃げられないし、挽回もしたい。好転させたいという
気持ちがあります。
ですから、深呼吸に変えることによって、“ため息をついた自分”に叱咤激励し、
次の展開をつくっていくように自分で持っていきます。
今の世の中、
「負けても良いんだよ。」
「辛くなったら逃げても良いんだよ。」
と楽な方へ逃げる大人が多いし、楽な方へ導く大人が多いように見受けられます。
本当にそうなんでしょうか?
僕はそうは思いません。
「若い時の苦労は買ってでもしろ。」
の方が核心を突いていると思います。
人生の楽しさの楽しさをはかる“ものさし”は人によって違うわけですが、
苦労が後の果実に変わることは誰もが一度は経験したことがあると思います。
まぁ、身近なところで言えば苦労して掛け算の九九を丸暗記したことが、
今日常生活で活きているとかですよね。
これは簡単な事例ですが、これ以外にも目に見えないものでも苦労や辛いこと
が後の人生を“結果的に”充実させていることもあるのです。
だから、今の目の前の辛い現実や理に適っていないかのようにみえる苦労も
後の自分のためだと思って大歓迎まではしなくとも臨むところだと受け止めることが
肝要でしょう。
ため息→深呼吸
は僕の中では受け止めるためのスイッチのようなものです。
「逃げてはいけない」嫌なことから逃げないのは人間にとって立派なプライドです。
逃げない人生を送りましょう。
立ち向かう人生を送りましょう。
攻める人生を送りましょう。
その合間の少しの休息もこれまた最重要です。
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