12 settembre, 2008

ある事故

トップ選手、転倒し死亡=オールスター競輪レースで-愛知
9月12日0時15分配信 時事通信


 11日午後1時20分ごろ、愛知県一宮市の一宮競輪場で開催中の
オールスター競輪初日の第7レースに出走していた内田慶選手(27)=
宇都宮市=が第3コーナー付近で転倒、頭などを打ち間もなく死亡した。
 同競輪場によると、同レースには9人が出走。内田選手はバンクを5周する
最終周回の第3コーナー付近で、両脇の選手に挟まれるような形になり、
前のめりに転倒した。事故直後は意識はあったが、約15分後に心肺停止
状態になったという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080912-00000003-jij-soci

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 スプリント時の最高時速は70kmにも達するといいます。
最終周回の第3コーナーということですから、
本当に最後駆けるところですよね。
 競輪に詳しいわけではないのですが、以前銀輪の風というBS-iの番組で、
競輪学校の特集をやっていたのを観ました。どんな競技でもそうですが、
例に漏れず競輪の世界もかなり厳しい世界ですね。
「1等賞以外は全てビリ」
と言っても過言ではない世界です。
これはロードレースの話なんですが、ヨーロッパでは公道練習で、
2列併走でローテーションを回すそうですが、その際でも隣にいる選手の
ハンドルバーと自分のハンドルバーがカチカチと接触するくらいに接近して
走るそうです。それくらい接近して走ることによって、より風の抵抗を
分散させるのです。
短距離決戦で狭いバンクを走る競輪ですから、位置取りのためにそれこそ
互いの肘やハンドルをぶつけて好位置を奪いあったであろうことは想像に難く
ありません。
両サイドを挟まれ、そんな中で前のめりに転倒したそうです。
自転車というと一般の認識では“交通の手段”だと思うのですが、
これが競技になると時速70kmで駆け抜けていく彼らの武器になります。

1995年のツール・ド・フランス第15ステージの山岳の下りで、
ファビオ・カサルテッリという選手がカーブを曲がりきれずに縁石で頭を
強打し、死亡するという事故がありました。
ロードレースの山岳の下りでは最高時速が100kmにも及ぶことがあるといいます。
この事故を受けてレース中のヘルメット装着を義務化する動きが強まりました。
現在は完全義務化されています。
競輪もこの事故により、安全対策のために何らかのルール変更などあるのでしょうか?

27歳と若く、まだまだ将来のある選手だったとのことで悔やまれてなりません。
自分が自転車にのめりこんで入っている今、無視できないニュースでした。
公道上には閉鎖されたバンク以上に危険が多く存在します。
ジテツウ無期延期もその警告のためだったのか?と思います。

亡くなられた内田選手のご冥福をお祈りいたします。

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