19 settembre, 2007

足あと

WOWOWのJAZZ FILEという番組で、バディ・リッチを観ました。
僕が聴いたことのない曲をやっていて楽しかった。
1978年のオランダでのコンサートの模様だったのですが、
この時の面子がとてもリッチと相性が良く、
2年程ほぼ固定でコンサートをやったそうです。

僕にとってバディ・リッチはアイドルです。
しかし、彼が亡くなったのが1987年ですから、
僕は12歳のハナタレ小僧で、バディ・リッチの存在などは
知るはずもなく、リッチを知ることになるのは、
それから7年の月日を要しました。
初めて聴いた時は背中に電流が流れたような気がしました。
ソロのテクニックは圧倒的で、ライドシンバルが奏でるスイングは
バンドをグイグイと牽引して、そのリズムは多彩。
ジャズ、ロック、ファンクあらゆるジャンルを網羅し、
それが彼のスタイルになっているようでした。

そんなバディ・リッチの恐らく全盛期の演奏を聴いたのですが、
今聴いても演奏の鮮度は褪せることなく、
僕のハートを鷲掴みします。
長いドラムソロはともすればアマチュアドラマーの僕でさえ、
くどいなぁと飽きてしまうのですが、
バディ・リッチのドラムソロはそれだけを切り取っても、
エンターテイメントとして成立しており、
観る者を飽きさせません。
フランク・シナトラとも競演したりと、
今でさえマニアのモノと思われがちなJAZZは、
バディ・リッチの手にかかればメジャーサウンドとなりました。

スティーブ・ガッド、オマー・ハキム、マヌ・カチェ、
デニス・チェンバース、デイブ・ウェックル等草々たる面々が、
バディ・リッチに憧れていたことを隠しません。
そして今なお尊敬するドラマーでありエンターティナーであると
口を揃えます。

1歳から舞台に立ったという稀代のエンターティナーバディ・リッチ
僕も彼に憧れ彼のシグネチャースティックを楽器店に行って
買ったのですが、とても長くて扱いきれませんでした。
やはり僕にとってもバディ・リッチは
永遠のアイドルで追い越せない背中です。

バディ・リッチが亡くなって20年が経ちました。
彼に影響されたミュージシャンが今も世界中で活躍しています。

2 commenti:

Anonimo ha detto...

炎の玉ドラマー「バディ・リッチ」。
良いっすねぇ〜☆
アルバム「Buddy & Soul」が大好きです。
Jazzだけど、完全にRock路線ってとこがカッコイイですね。

ひであき ha detto...

>だいさん、まいどです

炎の玉ドラマーですよ!

死してなお、その名は世界中に
轟き、そのプレイは愛されています。

僕は、組曲のようになっている
WESTSIDE STORY MEDLEY

GOOD NEWS
等の曲の、テンポが変わる瞬間に
背筋が凍りつくほど痺れて、
バディワールドに嵌っていきます。

ニール・パートやケニー・アロノフ
などハードロックドラマーでも
バディ・リッチを敬愛する人が多い
ところに彼のプレイの深さを感じます。