21 novembre, 2006

人的FTA

FTAって農産物とかだけかと思っていました。

今日、ニュースの特集で日本とフィリピンで、
看護師・介護士のFTAの締結の話題をしていました。
日本が1,000人を最高にフィリピンから
看護師・介護士を受け入れるそうです。
フィリピンで国家資格を取得し、
その上日本語を日本で常用できる程度まで上達させ、
更に、試験に合格した者が日本で働くことができるとのこと。
要するにかなり優秀な人材が日本へやってくるんです。

フィリピンは既にこの分野で世界中に1万人以上を
輩出しており、英語が堪能なことから、
アメリカなどでは既になくてはならない
存在になっているようです。

今日の特集では、研修で日本へ来ている2人の
介護士にスポットを当てて特集していたのですが、
2人とも介護士としてはもちろんのこと、
一人間としても日本人と大差なく患者さんとの
コミュニケーションも十分、
研修先の病院の看護師長をして、
「100点満点です。」
と言わしめるほどだったのです。

僕がこの特集を見ていいなと思ったのは、
患者さんへのインタヴューで、
「彼女(フィリピン人の介護士)はどうですか?」
との主旨の質問に対して、患者さんが
「大変良くしてくれています。
 何も言うことありません。」
と返事をしたのに対して、
この介護士は、何とも愛らしい顔で、
「恥ずかしいです。」
と応えていたところです。
何とも良質な日本人のような応答に、
こんな人たちなら、日本人と上手くやっていける
んじゃないかなと思いました。
彼女達は、日本で働いて給料を貰って、
母国へ仕送りをするそうです。

国をあげて優秀な人材を育成し世界に送り出す。
こんな素晴らしい方々であれば、
この世界では決定的に人手不足な日本では、
大歓迎ですよ。
ただし一方こうした受け入れにより、
日本人介護士の人余りが懸念されるとのことです。
法整備をしっかりして、受け入れ人数の調整をすれば、
きっと良い働き手になってもらえると思います。

日本に住んでいながら、やれ謝罪しろだの補償しろだの、
歴史認識を正せだのうるさい隣国人なんざは、
誰も居てくれと頼んでいないんだからさっさと
お帰り願いたいところです。

優秀で日本の文化や慣習を十分理解してくれる
このフィリピン人の介護士さんのような方であれば、
本当に大歓迎です。

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