24 agosto, 2006

真剣勝負!

ちょっとね、うんざりしてたんですよ。
自転車界はファンを全然大事にしていないんじゃないかと思ってね。
ジロでバッソが初の総合優勝を決めて、
「これは、ダブルツールしかないで!」
って僕のみならず、世界中のサイクルロードレースファンは
期待したんです。
ところが、ツールに入る前に・・・
こちらをご覧の皆さんであれば、自転車ファンじゃなくても
ご存知のとおりです。

しかし、時間の経過はそんな複雑なファン心理なんぞには
関心も無い様で、
8月26日(土)~9月17日(日)
ブエルタ・ア・エスパーニャが開催されます。
これは、世界3大ツールのウチのひとつで、スペインを
舞台に21ステージで争われます。

因みに3大ツールのあと2つは
5月に開催される ジロ・デ・イタリア
7月に開催される ツール・ド・フランス
です。

で、ブエルタですが、このレースは山岳ステージが多く、
しかも、8月、9月ということで、とにかく暑い!
厳しいステージレースなんです。

スペイン自転車界はオペラシオン・プエルトと言われる
ドーピング疑惑で大混乱なのですが、
これはこれで、これに関係のない選手達はブエルタで
頑張って欲しいなぁと思います。

注目選手は、昨年総合優勝したロベルト・エラスが
ドーピング検査失格になったため繰上げ優勝した、
ラボ・バンク(オランダ)のデニス・メンショフ

ドーピング疑惑の最渦中にいるイヴァン・バッソの
チームメイトでツール・ド・フランスで
いい走りをしたチームCSCのカルロス・サストレ

プロツール暫定首位、若手実力№1
ケース・デパーニュのアレハンドロ・ヴァルヴェルデ
更に、ケース・デパーニュは今年のツールで、
ランディスがドーピングで失格になる可能性が極めて高い
ために繰り上げ総合優勝するであろうオスカル・ペレイロ
も出場する為、ダブルエースでブエルタに臨みます。

一応、4年前だったかな?のツールで飛ぶように山岳を
駆け抜け、それ以来、ビッグレースでいい走りのない
エウスカルテル・エウスカディのイヴァン・マヨ
ここは、バスク人のチームなので、マヨには頑張って欲しい!

アスタナの出場もOKが出たそうです。
ツールに優勝する為にチームを移ったのに
そのチーム監督のサイスがドーピングに深く関与したとのことで、
ツールに出場ができなかった悲運のレーサー
アレクサンドル・ヴィノクロフがやっと出場です。
昨年のツールのシャンゼリゼゴールで魅せたスプリント力を
マドリッドでも観られるのでしょうか!

チームミルラムからは、怪我から復帰のアレッサンドロ・ペタッキ、
ダビタモン・ロットのロビー・マキュアンとのゴール前スプリントが
楽しみです。

ベッティーニがクイックステップのエースナンバーで出ているのも、
興味があります。
こちらは、ステージ優勝か、ポイント賞狙いか?
それとも・・・

といった訳で、ドーピング違反には何度も期待を裏切られている
のですが、こうして出場メンバーを見ると、
今レースも期待に胸を膨らまさずにはいられません。

「ドーピング全部OKにしたらいいやんか!」
みたいな意見もあるようですが、僕は生身の人間の真剣勝負を
楽しみたいです。

Nessun commento: