23 gennaio, 2012

政権交代前、連日自民党を批判しまくった民主党が、
連呼していたことのひとつに「政府の情報公開」があると思います。

僕は、政権交代前から民主党に政権が移ってから、
日本の何かが今までより良くなるなんて期待はしておりませんでしたが、
良くなろうが悪くなろうが情報公開は進むだろうと思っていました。

ところが・・・

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政府の原災本部 議事録を作らず
(1月22日 17時44分:NHKニュースより)

東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡って、避難区域や除染の方針など
重要な決定を行ってきた政府の「原子力災害対策本部」の議事録が作成されて
いなかったことが分かりました。専門家は「将来同じ失敗を繰り返さないようにす
るための財産が失われたという意味で、国民的な損失だと思う」と指摘しています。

政府の原子力災害対策本部は、総理大臣を本部長とし、経済産業大臣をはじ
め全閣僚をメンバーとするもので、原発事故当日の去年3月11日に設けられ、
避難区域や除染の基本方針、農作物の出荷制限など原発事故を巡る重要な
決定を行ってきました。NHKで、去年11月、それまでに開かれた21回の会議
について「議事録や内容をまとめた資料など」の情報公開請求を行ったところ、
公開されたのは、議題を記した1回の会議について1ページの「議事次第」だけ
で、議論の中身を記した議事録は作成されていなかったことが分かりました。N
HKの取材に対し、原子力災害対策本部の事務局を務めている原子力安全・保
安院の担当者は「業務が忙しく議事録を作成できなかった」と説明しています。
公文書管理法は、国民への説明義務を果たすとともに政府の意思決定の過程
を検証できるようにするため重要な会議の記録を残すよう定めており、公文書の
管理を担当する内閣府は、原子力安全・保安院の担当者から聞き取りを行うな
ど経緯を調べています。原発事故への対応を巡っては、東京電力と政府が合同
で事故対応を検討した「事故対策統合本部」でも主要な会議の議事録が作成さ
れていなかったことが分かっており、内閣府は、この経緯についても調べています。

公文書の管理や情報公開制度に詳しい名古屋大学大学院の春名幹男特任教授
は「政府の重要な立場にあった人たちは、記録を残さないと責任を果たしたことに
はならない。今回は、自分たちの失策がそのまま記録されると困るので、あえて記
録を残さなかったと思われてもしかたない。将来同じ失敗を繰り返さないようにする
ための財産が失われたという意味で、国民的な損失だと思う」と指摘しています。

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一方、平成7年の阪神・淡路大震災時の当時の政府はどうしていたのか調べました。
 議事録そのものは見つけられませんでしたが、
内閣府のホームページ内に阪神淡路復興誌というまとめがありました。
これは震災発生時の状況、全ての被害の状況、政府の緊急対応の状況、
当面の災害対応後の復興への政府の取り組み(生活・産業・街づくり対策)、
復興に関する特別の事業などありとあらゆる阪神淡路大震災に関連する事項が
全て網羅されたものになっています。
そして、この復興誌の中でもとりわけ我々国民の財産だと思うのは、
第5章にある震災の経験を踏まえた取り組みです。
この章では阪神・淡路大震災を経験したことで、例えば建物の耐震性について法律
改正があったり、防災計画の練り直しや災害に対する即応性を高めるための情報
連絡システムの構築など、この未曾有の大震災をただやり過ごすだけでなく、
後世の日本人へ阪神淡路大震災を受け、どのように地震に対応したか、今後すべき
なのかがまとめてあることです。

もちろんこの復興誌の全てが各会議の議事録と直接関係あるものではないでしょうが、
議事録が存在するから後にまとめられるものでもあります。

原子力発電所災害が起きたゆえに阪神・淡路大震災よりも復興が難しいと思われる
昨年の東日本大震災からの復興には阪神・淡路大震災の教訓を生かし、復興することと
併せて原子力災害で日本がどのように災害発生時から対応したかを記録として残し、
後世に伝える責任が現政府にはあったのです。

民主党政権はSPEEDIの情報も原発事故当初から握っていたのにもかかわらず、米軍には
その情報を早くから提供していながら被災地住民、国民にはひた隠しにしていました。

もう何度もはっきりと申し上げていますが、民主党は人殺し政権です。
先の衆議院議員選挙の折の民主党の選挙ポスターには、
「国民の生活が第一」
と書いてあったのをご記憶の方も多いと思いますが、
その同じ政党が放射能の拡散情報という国民の生活どころか生命そのものに直結する
情報を隠蔽し、福島県民を放射線の恐怖の只中に放置し、しっかりと被曝させたのです。

こんな嘘つき、詐欺、人殺し政党をこのまま放置しておいて良いのか?

自民党が政権を取っても変わらないとおっしゃる方々が未だに多数おられますが、
だったらお宅はパーフェクトな人間なのか?と問いたい。

その国の政府を見ることがその国の民度をはかるのに一番であるということを
踏まえるのならば、今の日本では悔しいけれども“当時の”自民党が一番“マシ”な政党で
あったことは間違いないでしょう。
劇的な変化を期待した方には申し訳ないが、あなた自身を鏡で見てみなさい。
そんなにあなたは優秀な人間なのか?と

我々は我々相応の政府を持ち、その政府を監視し、指摘し、少しでも優秀な国家の舵取りに
なるように我々が育てるしかないのです。

東日本大震災への対応だってそうでしょう。
自民党は優秀な政党ではないかもしれないが、法律で義務化されている議事録は残したでしょう。
対応への取り掛かりは民主党政権よりは早かったでしょうし、金の使い方も違ったでしょう。

自分たちの政治家について、
自分が無能であれば政治家も無能、
自分が嘘つきであれば政治家も嘘をつく、
自分が怠け者であれば政治家だって手を抜く、
自分に隠し事が多ければ政治家だって隠蔽したがる、
自分の鑑があなたの目の前の政治家なのです。

僕は、我々の代表を選ぶにあたって、
金に汚くても良いから、多少怠け者でも良いから、
ここぞという時に爆発的な力を発揮する、
とにかく日本人の利益を第一に考える政治家を
選びたいと思って候補者を見ています。

まぁ、僕自身は金に汚い人間ではないと自分では思っていますが・・・

いつもながらメインの話題とは外れてしまいましたが、
自分では関連していると思って書いているので、
よろしければ読んでください。
読んでしまわれた方、すみませんでした。

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