18 dicembre, 2006

ほとんど意地

吹奏楽部だったんですわ、高校のときに。
朝練でドラムが叩きたい一心で
毎日高校に行ってたらオマケで
皆勤賞をいただきました。
まァ、皆勤賞なんてどうでも良かったです。
試験期間中も朝錬に行ってドラムを叩いていました。

誤解を恐れずというか、承知で言うと、
吹奏楽をしたいというよりも太鼓を叩きたかった
というのが本音でした。
高校の吹奏楽部では思う存分本番でも叩かせてもらったので、
かなり楽しく濃密な3年間でした。

そのままの勢いで卒業後に一般の吹奏楽団に入りました。
人間関係はすこぶる良く、時にはけんかもありながらも
居心地の良いバンドでした。

しかし、この頃からパーカッションの悲哀というか、
なんとも恵まれない、報われない境遇に苦悩もありました。

まず、必要な楽器を全て用意しているのに、
1時間の合奏練習で一音も出さずに終わることがたまにあります。
管の練習で全ての時間を使ってしまっているんです。
これには参ります。
打楽器を倉庫から出したりするのって、
楽じゃないんですよ。ひとつひとつ重いし、配列も好みがあります。
ポジションを出すのも楽ではありません。
ティンパニも鍵盤もそれこそドラムも、自宅で
練習しようと思ってもできるものではありませんしね。
何十分もかけて全て並べても結局合奏で触らずってのは、
軽い拷問のようなものです。

そしてもうひとつ、パーカッションパートの人は、
鍵盤も叩けなくてはいけないという「お約束ゴト」
全世界の吹奏楽の世界では常識なのでしょうか?

僕は、高校の時に一度だけグロッケン(鉄琴)を
しただけで、それ以来一度も鍵盤楽器には触っていません。
と言うよりも楽譜が読めません。
リズム譜、ドラム譜だけしか読めないんですよ。

パーカッションパートの人はティンパニも鍵盤もドラムも
全部出来なければならないという吹奏楽界の常識に、
ひと言物申したいと常々思っておりました。

クラリネットの人は、
サックスもフルートも吹けるようになりなさい。

チューバの人は、
トランペットもトロンボーンもホルンも
吹けるようになりなさい。

と言っているのと大差ないくらいに、
それぞれの打楽器の専門性はかなり高いと思うのですが・・・

パートの人数事情でやむなくとか、どれもやりたいという人が
すればいいんじゃないかと思います。

他の楽器をしない代わりに、ティンパニなら任せろとか、
ドラムなら任せろみたいなのを言えるくらいに
練習すればいいんじゃないかと思います。

僕の意見はあまり受け入れられなかったので、

それだけが理由ではないのですが、

このバンドを辞めることにしました。

今でもこの考え方は変わりません。

吹奏楽のドラム譜なんてクソみたいな譜面です。
吹奏楽の作曲者や編曲者はドラムのことが
まるで解っていません。
あの譜面どおり叩くなんて恥ずかしくてできません。
僕はいつも約束事以外は自分がやりたいように
叩いてきました。
その方が絶対にカッコいいです。

僕に吹奏楽でドラムを叩かせたら
結構いい仕事するんですよ。

2 commenti:

Anonimo ha detto...

いやぁ・・・相変わらずですなぁ。
たしかにパーカッションパートは大変だと思いますよ。
金管が木管を理解できない事がある以上に・・・楽器間の『壁』があるよね。

『吹奏楽』と言うネーミング自体から、まず打楽器は『吹く』事ほぼ無いし、おかしいですよねぇ。
パーカッションは『奏』の方なのか?

今でもひであき氏の叩くドラムの前で吹いたペットは至福のひと時だったのを思い出します。

またいつかこんな日が来ることを祈って・・・

ひであき ha detto...

>step7269@… さん
 毎度です。

 ほんま、大変ですわ。
 吹奏楽嫌いじゃないんですよ。
 これはあらためて言います。

 来年の6月頃、
 また演奏するかも…なんです。

 あの頃、懐かしいですな。
 僕は、タイコ続けますよ。