19 giugno, 2012

残念

大詰めになってきた消費税増税議論、

マスコミは相変わらず揃って三党合意を報じています。
しかし、その中身に対する認識って3党で合致してるんですかね?

合意書の文章が抽象的過ぎて、どうにでも取れる内容なんですよね。

政府民主党は2014年4月に8%に、2015年10月に10%にと
考えているようなんですが、もし民主党が政権に残っていれば、
すぐにでも増税できる内容で、それに対して自民も公明も協力せざるを得ない
ような状況になるわけで、
かといって、自民党石原幹事長の会見を見れば、2014年4月に自動的に消費税率が
上がるわけではないと言っています。
社会保障の姿が示され、経済成長を前提に時の政府が判断すると2つの条件を
前提に消費税を上げますと言っています。

しかし、あってはならないことですが、もし民主党が次の衆議院議員選挙に勝って、
政権に残ったとすると、あれこれあること無いこと言って、なし崩し的に税率を上げようと
思えば上げられるような内容です。

そもそも、民主党は他党との合意書を平気で破棄する政党です。
このことを自民党は身を以て知っているはずなのに、
その相手とまた合意書を交わすというのは、神経を疑います。
泥棒を家に招くが如きの愚かな行為だと思います。
今まで自民党は国会でやりましょうと散々言ってきたのに、
なぜここに来て与野党協議に乗るんですか。

*民主党は、というか民主党の岡田克也は野党幹事長時代に高校無償化について、
検討し、見直すという自民・民主・公明の三党で合意文書を交わしたのにもかかわらず、
野党(自民、公明)からの協議の申し入れを無視し、合意内容を全く反映しない平成24年
度予算を組み、それを委員会で追及されると、今は内閣の一員(副総理)だから知らない、
与野党で良く協議してください。と完全に他人の振りをするという、完全斜め上の対応を
しています。これは国会でのやりとりなので、議事録がきっちり残っています。
これが更にひどいのは、野党に対してこんな対応をしているのにもかかわらず、消費税増税
について、与野党協議をしましょうよ、と野党(自民、公明)に呼びかけているという、
正に厚顔無恥な要求をしているのです。

こんな人でなしの集団を相手に、自民や公明がまた、三党合意を結んだというんです。
民主党が馬鹿で恥知らずなのは今に始まったことではありませんが、
自民や公明は過去に手痛い目にあったことを忘れてしまったのか?
それも今年の話なのに。

だから、こんな合意は意味がないんじゃないかと思うんですよね。
もっと言えば、これで会期末に法案を通して、解散せずにずるずるやるってのも
あいつ等ならやりかねないと思うんです。

この三党協議は内容は薄いし、協議を結ぶ相手は嘘つきで、
本当に残念な結果です。

2 commenti:

だい ha detto...

今日の三橋さんのBlogによると「現在の合意に基づくと、14年4月に消費税をアップするには、13年10月頃(半年前)に「政権」が半年後の消費税アップについて「判断」する必要があります。その時に、マクロ経済的な増税の意味を知っている政治家が首相を務めていれば、14年からの消費税アップはありません」ということなので、なんちゅうか、どうでしょう?苦笑。。
しかし、民主党は採決を1日か2日伸ばすなどとカスみたいな戯言いってますな。
自民は21日を過ぎれば衆院で内閣不信任決議案、参院で首相問責決議案を出すようなので、まだまだわかりませんね。

ひであき ha detto...

>だいさん、まいどです。
ここ数日の動きを素人なりに見てるんですけど、
民主はともかく自民はこんなんで、よう基本合意したなぁとあきれます。
昔の政治家を褒めるわけではありませんが、
良きにつけ悪しきにつけ、全体の空気は読んでいたと思います。
しかし、今の自民執行部はこれだけの大チャンスを不意にしかけているとしか見えません。
みんなの党は豚の問責を出しました。
こうなると野党の足並みもバラバラです。
与党バラバラ、野党もバラバラ、こんな奴等に未来を託さなければならない我々は、
本当に不幸です。
といっても、全ての責任は我々にあるのですが・・・