07 marzo, 2012

安全な瓦礫?

【がれき受け入れ86%が難色 放射性物質の拡散懸念】
というニュースについて、思うこと


東日本大震災をめぐり共同通信が実施した全国自治体アンケートで、
岩手、宮城両県のがれきの受け入れについて、回答した市区町村の
33%が「現時点では困難」、53%が「まったく考えていない」とし、
全体の86%が難色を示していることが3日分かった。11日で
震災1年を迎える中、放射性物質が拡散するとの懸念がくすぶり、
広域処理は進んでいない。2014年3月末までに処理を終える
政府目標の達成は困難な情勢だ。
 調査は2月、都道府県と市区町村の計1789自治体を対象に実施。
がれき処理関連は、1742市区町村のうち1422市区町村(82%)
が回答した結果を集計した。

(共同通信)


という記事を見て、思うこと。

受け入れ自治体の住民の不安を解消できていないんだから、
仕方がないです。

このニュースに対するコメントに
「何が頑張ろう東北だ、何が絆だ。」
と中傷するものがありますが、的外れもいいとこで、
頑張ろうだの絆だのといって、我がの自治体にそんな危険なものが
入ってきたら東北支援どころではなくなるでしょうに。

基本的に震災瓦礫は放射線チェックを済ませているから大丈夫だ。

そうなのですが、それならば、そういうものならば被災地及び周辺で、
焼却処分などできないのでしょうか?
東北にあるものをわざわざ関西や九州、四国などに運んで、そこで
例えば埋め立て、例えば焼却するにしてもコストがかかりすぎると思うんですよね。

僕は被災地には行っていないので、その瓦礫がどの程度の規模のものなのか、
想像もつきません。いや、1週間やそこらボランティアで行った人達だって、
瓦礫はとんでもない規模で存在することはご覧になられてもそれが具体的に
どのようにしたらどれくらいの期間で処分できるかなど分からないでしょう。

つい先日震災瓦礫で処理できたのは全体の5%と細野が明らかにしました。
現政権与党がこの程度の能力しかないんです。
これに加えて原発事故といった特別な事情もあります。
目途は必要でしょうが、それ以上に安全に処理することが求められます。

兵庫県「被災3県の瓦礫を受け入れました!」
国民「お~兵庫県いいぞ!」
兵庫県「瓦礫の一部で高い放射線量を確認しました!」
国民「・・・。」
兵庫県民「ギャー!」

では困るんですよね。
放射性物質の管理や処分は一箇所ですることが基本だと思います。

・そもそも被災3県で埋め立て、焼却処分することが不可能なのか?
・受け入れるとしても、宮城、岩手の瓦礫は放射線を全く気にする必要がないのか?

これくらいははっきりしなければ、86%の自治体が受け入れられないと答えても
当たり前で、
むしろ絆だのなんだので、いい加減な判断で受け入れるという自治体の長に
対して、住民の安全をどのように考えているのかを聞いてみたいくらいです。


こういうのを同調圧力というんだろうと思いました。
多くの自治体や国民は今回の東日本大震災を受けて、寄付もしたし、ボランティア
にも行きましたし、いまだに続けてもいます。

なのに、この一例だけをもって
「何ががんばろう東北だ、何が絆だ。」
と言う連中に対しては、浅薄な感情だけで、日本国を分断するな。
と言いたいです。

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