30 ottobre, 2008

熱い心

アラン・プロスト氏やアイルトン・セナ氏、ナイジェル・マンセル氏、
そして日本の中島悟氏などが走っている頃のF1は欠かさずに観ていました。
その後は、なんだか興味が無くなって、今も興味が無く観ていません。
そんな90年代にF1で走っていた日本人ドライバーが片山右京氏です。
ということで、片山右京氏がミナルディで走っていたことがあることは
知っているのですが、どんなリザルトを残したのかとかは知りません。
まともに中継などで走っているところも観たことがありませんでした。

しかし今、僕の中で一番熱い人が、松岡修造氏と片山右京氏です。
皆さんご存知松岡修造氏は、まぁ今回は横に置いておいて、
片山右京氏です。
僕が自転車に実際に乗るようになって片山右京氏のことを知るようになりました。
氏は少年時代から自転車が好きで現在もロードレースなどの大会に
出場され、素晴らしい成績を残されています。
僕が本当にびっくりさせられたのは、
フランスでツール・ド・フランスに合わせて開催されるエタップ・ド・ツール
という一般のサイクリストもツールと同じコースを走るレースがあるのですが、
これに出場されて、なんと284位(6時間38分40秒)
という着順だったのです。
284位って・・・と思われるかもしれませんが、
参加者約8,500名でそのコースはツールでも難関といわれる
ポーからオタカムの165kmです。
今年のツール・ド・フランス第10ステージで使用されたコースなのですが、
完全な山岳コースで、途中超級トゥルマレ峠(2115m)を超えて
最後は山頂オタカムへゴールするという超難関コースです。
因みに、ツール・ド・フランスでは、
優勝候補だったバルベルデ選手がこの第10ステージで総合優勝争いから
脱落しています。
一般のサイクリストやセミプロなどの選手が、
このエタップ・ド・ツールで良いリザルトを残せば、プロチームから
オファーがあるとも言われているんですね。

そんなレースに参加して284位って本当に凄いと思います。
は~、この人本気で自転車乗ってはるんやわ。
と凄く刺激を受けました。
しかも、ゴールごのコメントが
「ハンガーノックがなければ、絶対に100番台だった。
悔しいけれど、また来年挑戦したい。」
です。

*ハンガーノックとは血糖値が下がって体に力が入らなくなる状態のことです。
 長時間行われるスポーツではこれを避けるために、頻繁にカロリーの高い
 補給食をとります。

本気でやってます。熱いですね~。
天候不順で延び延びになっている淡路島一周に向けて更に気合が入ります。
天気が良ければ週末です。

WOWOWの「クエスト~探求者たち~」で氏を特集していたのですが、
北米大陸最高峰マッキンリー登頂成功とか、ダカールラリー参戦とか、
常にチャレンジし続けておられます。
また、少年少女を対象に課外スクールなども行われており、
充実した日々を送られているようです。

身近な誰かの影響を受けて自分の人生に弾みをつけることは、
良くあることですが、
面識の無い誰かに触発されて自分も頑張ろうと思う事は、
へそ曲がりで天邪鬼な僕には珍しいことだと思いました。
こういうことは、素直に自分の動機付けに変えればいいと思います。

普通に僕もエタップに出場したいと思えたことは、
僕にしてはなかなか良い兆候だと思います。

僕にそんな熱い心を取り戻させてくれた
片山右京氏に感謝です。

氏のこれからの活動も見逃せません。

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