16 gennaio, 2009

誤読!?

昨年のとある忘年会の席で、
「僕は・・・に開眼した。」
という発言をしたところ、
「いやいや、“ひであきさん”、
“かいげん”じゃなくて“かいがん”でしょ!?」
という厳しい指摘をいただきました。
その場は、僕の間違いということで、
なんてことなくおさまりました。

その後、僕はその一件については、
忘れてしまっていたのですが、
後日、ある方から
「“開眼”、気になって調べたんですけど、
 ひであきさん間違えてないですよ。」
とのお言葉が・・・

“かいがん”とも“かいげん”とも言うとのことです。

そうおっしゃっていただいた場所は出先でしたので、
またまた、その場限りの会話となってしまいました。

今ふとそのことを思い出して、仕事中にも関わらず
忘れないうちにと思ってザッとですが調べてみました。

今回の話の流れから考えると、
元々仏教から来ている言葉のようですが、

開眼(かいげん)・・・真理を悟ること。
           特に、技術・芸能の道で真髄を悟り、
           極致を窮めること。
           また、こつを会得(えとく)すること。
           かいがん。「演技に―する」

開眼(かいがん)・・・よく見えなかった目が、
           よく見えるようになること。
           また、よく見えるようにすること。
           「―手術」

がそれぞれの本来的な意味のようです。
忘年会の時は開眼(かいげん)の意味合いの会話だったと記憶しています。
目の手術の話をしていたわけではありませんでしたのでね。

ただし、俗的に“かいがん”と読むことが定着しているようなので、
辞書によっては両方の意味を掲載しているものもあるようです。

他にも誤った覚え方をしている日本語は数多くあると思います。
僕は、小学生時代から漢字が好きで、漢字の読みのページを
ずーっと読んでたりするような子供でした。
例えば
山車(だし)なんていう言葉は山車がなんであるかも知らないのに、
読みだけは知っていたんです。

思い起こせば、「開眼(かいがん)でしょ!?」と言われた時は、
それなりにショックでした。
その瞬間は十数人の前で恥をかいたわけですからね。
ただ、酒も入っていたりでうやむやのままに時を過ごしていました。
ダメなオトナになったんでしょうかね~?

あ~、古い話をむしかえすつもりで引っ張り出したわけではないんです。
今さらですが真相を知りたかったんですね。

言葉は生きていると思っていますので、その時代時代によって、
新たな言葉が生まれたり、新たな意味合いができたりすることもある
とは思いますが、要らぬ誤解などを生まないために本来の意味で使うべき
だと思います。

まぁ、今回の件は“読み”についてのもので、
しかも、どちらが正しいと明確に言えるような状況ではなかったと思います。
調べていけば意味についても考えなくてはいけなくなったものです。
言葉でも何でも多くについて知らないまま
僕達は過ごして、まぁ死んでいくんだろうけれども、
とにかく、知ろうとはしていたいんですよね。

正しい日本語が使える日本男児はカッコいいと思いますから

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