07 novembre, 2012

既存メディアの敗北

本当に悪質だと思うのは、公正中立を装いながら、
しっかり保守系の政治家なり、評論家、学者などを排除しているところ。
そして、自分達の意向に沿った連中を多く登場させているところ。

11月5日の朝の情報番組、TBSの「朝ズバ」に安倍晋三自民党総裁が
出演されるとのことで、観ました。

どうせ、しっかり安倍さんに不利になるような構成にしているんだろうと、
まぁ偏った考えで、観ていました。

まず、コメンテーターは女性ひとり、男性ふたりの計3名。
記者と評論家だったと思います。
それと司会のみのもんた氏

ゲストは安倍晋三総裁でした。

30分くらい出演しながら、真紀子の3大学未認可の話や、政局の話を
していましたが、
真紀子の未認可の話は、
「大学乱立で定員割れが多く見られる中、この方向性については評価できるが、
 文科省の指導の下、来春に開校まで来ている大学を最終認可が下りていない
 とは言え、この時点で未認可とするというのは、認められない。」
ということで一致していました。
そして、安倍さんが真紀子がとんでもない人物であるということを、
一緒に仕事をしたことがあるということで、その視点から述べられていました。

その後、政局の話になるのですが、共同通信の記者が、
「多分この人物は安倍さんが嫌いなんだろうなぁ。」
と思われるような質問ばかりしていました。

以前総裁選の時にこの番組に出演された時に、富坂とかいうケッタイな人物に
突っかかられた時よりはマシでしたが、
野田の野郎が総理の椅子にしがみついて、一向に解散する気配が無いのを
良く良く知りながら、安倍さんに
「解散は総理の専権事項ですが、自民党はどうやって解散に追い詰めるんですか?」
と悪意に満ち満ちた顔で質問する。
「どうせたいしたことできないだろう。」
という思惑がその顔から滲み出ていました。

そりゃそうだ、テメーが「解散は総理の専権事項だ」って言っているし、
テメーよりも安倍さんの方がもっと良く分かっているから。

この質問が、悪質だと思うのは、
年内解散できなければ、

「解散に追い込めなかった安倍晋三は、結局総裁として無能な人物である。」

という印象を強めんがための質問であると僕は思うから。

あらかじめ保守陣営の方々には、強く申し上げておきたいが、

年内に解散がなされなかったとしても、それは自民党に責任があるわけではない。
ましてや、安倍晋三総裁にも責任は無い。

なぜなら、先に書いた通り解散できるのは総理大臣だけだからだ。

政権が追い込まれた時に総理大臣ができるのは3つ。

ひとつ目は内閣総辞職
ふたつ目は衆議院の解散
みっつ目は大連立の打診

この中で、内閣不信任案が議決されたら
ひとつ目と二つ目のいずれかを選択しなければなりません。

衆議院からダメ出しされました。
ごめんなさいねと言って(本当に言うわけではない)首相以下全閣僚が辞職する。
か、
我が内閣にダメ出しする衆議院は誠にけしからん!こんな衆議院ではイカン!
お前らタダの人になれ!
と言って(本当に言うわけではない)衆議院を解散する。

現在の政治状況や国民世論を見れば、明らかに今の政府は機能不全に陥り、
国民からの信頼も得られていない。
追い込まれているんです。

ここで、野党第一党は自分達が政権奪取する可能性を探って、
解散に追い込もうとするわけですが、

なんといっても解散権は総理大臣だけにしか無いんです。
天皇陛下にも無い、衆議院議長にも無い、
与党幹事長にだって当然ありません。

あの野田の野郎が「衆議院を解散する。」と言わなければ、
安倍さんが何を言おうが、無視していれば解散は実現しません。

そこまで分かっていて、
「安倍総裁は解散へどうやって追い込むのか?」
と質問するのは、悪意以外に無いでしょう。

この質問に対して、安倍さんは
「私達は王道を進むしかないんです。」
と答えられました。

大正解だと思います。
というか、これしかありません。

では、その王道とはなんなのか?

国会の審議には当然応じて、政府の不正や作為・不作為による国益の毀損を監視し、
国会の場で追及する。
そして、テレビでは難しいかもしれませんが、インターネット動画や街頭に積極的に
出て行って、今の政治の状況を多くの国民・有権者に説明し、
且つ、自分達が政権を獲ればこういう政策を実行すると訴えること。

だと思います。

何ができるってこれしかないですよね。
まさか野田の野郎の首許にナイフを突き付けて「解散しろ。」と脅すわけにもいきませんしね。
(個人的には、それくらいして欲しいくらいですが・・・)

今の安倍さんは、過去最高に充実されていると思います。
元々前政権時代と政策は全く変わっていませんし、
顔色良く、街頭演説を見ても声に張りがあります、とても力強いです。
これに加えて、予てより金美齢さんよりご指摘のあったユーモアも
国会演説や街頭、テレビでも見られるようになりました。

一般国民の割りにまぁまぁ昔からの安倍ウォッチャーである自分がいうので間違いありません。
(私は現在37歳ですが、18歳からの保守思想の持ち主であります。)

このままダラダラと解散先延ばしで政治の停滞は続くかもしれません。

11月第4週目の解散、12月16日投開票が実現しないかもしれません。
このまま年越しをして、自民党内外から自民党執行部に対する不満が出てくるかもしれません。

しかし、我々は

「解散総選挙が実現しないのは、ひとえに野田の野郎に全責任がある。」
「国会が空転するのは、与党が野党に審議を持ちかけないからである。」
「東北復旧復興が進まないのは政府の予算執行に問題がある。」
「尖閣諸島周辺海域に昨日も今日も支那の船が領海侵犯してくるのは、
 政府が何の手も打たないからである。」

という現実をしっかり押さえた上で、

最低でも来年の夏の参院選終わりまでは安倍晋三総裁を支えていく
ということを最大のコンセンサスとし、政治をみていかなければなりません。

このまま年内解散が無ければ、
馬鹿で無能な上に売国思想丸出しなマスコミは、

「自民年内衆院解散に持ち込めず、安倍総裁の責任問題に発展か!?」

といった類の見出しを持って来ますよ。

ごく一部を除く多くのマスコミは安倍晋三という男が嫌いで嫌いで仕方ない、
早く消えて欲しいと思っているのは、先の自民党総裁選で、
多くの国民が知ることができたでしょうからね。

そんな見出しは、鼻で笑ってやってください。

それよりも、安倍さんがインターネットや街頭で発する国民に対するメッセージに
耳を傾けることです。
安倍さんは、長いスパンで日本を見ています。再生させようとしています。

我々はそれをしっかりと受け止めなければなりません。

政治に近道なし。

安倍自民党は王道を行くのみです。

2 commenti:

Daisaku ha detto...

カスゴミの偏向報道というか、印象操作には本当うんざりしますが、少しずつネットでその正体が明かされ、皆が気付き始めていますね。
ただ、心配なのは未だに多くの国民がそれに気付いてないこと。次の選挙では自民党が与党になるのは確実だと思いますが、今までのような考えの国民ならば王道も進めないような気がします。。

安倍総裁が「インフレターゲットを3%に!」と仰っていました。これは本当に素晴らしく、それが達成出来れば日本の経済状況はガラリと変わるでしょう。経済政策もデフレ対策の王道中の王道を進もうとしています。
しかし、ネットでも未だに「ハイパーインフレになる!」とか「これ以上、借金を増やすな!」「インフレ率が3%になったら通貨の価値は3%下がる」などと、全くもってとんでもない論を言う輩が結構いるんですよね〜。。
こう言った輩が殆ど見なくなると国民も気付いたんやなぁと安心して国政を見守れるのですが…

ひであき ha detto...

>だいさん、まいどです。

そこ心配ですね。
最近は主戦場をtwitterにしているんですけど、
ホンマに僕とは相容れないような考え方の人
も多くいます。
意見の合いそうな人をフォローしていると、
同じ考えの人達ばかりであると錯覚してしまいます。
みんながみんなディープに政治の情報を取りに
いっているわけではないでしょうから、
まだまだ地道な拡散が必要でしょうね。
そこに説明や説得を併せる必要があるのは、
難儀と言えば難儀です。

しかし、日本の既存メディアは偏向批判に
耐え切れずに渋々でしょうが、
それなりの報道も加えるテレビ番組も少ないですけど出てきましたし、
河北新報や東海新報などの地方紙は、
完全に保守路線の新聞で、頼もしく見ています。
安倍総裁の経済政策は、ブレーンも良いのでしょうか、
完全にデフレ脱却可能なフォーマットで構成されており、
こちらも期待感大ですね。

こうなってくると、心配なのはヨーロッパですね。

昨日青山繁晴氏は、
「ギリシャはユーロから一旦切り捨てて、
独自で経済を立て直させるべき。」
とおっしゃっていました。

これが正しいのか否かはそちらに疎い僕には
分かりませんが、フランスのオランドの税制改革には疑問符が付きます。

ただ、他所さんのことに構っている余裕は
日本にはありませんので、今は解散が何時に
なろうとも、安倍総裁を一国民として支えるのみです。