15 ottobre, 2010

Giro di Lombardia

明日の晩は今シーズン最後のビッグレース
ジロ・ディ・ロンバルディア(Giro di Lombardia)
が行われます。

このレースは毎年10月に行われており、
「落ち葉のクラシック」と呼ばれています。
また、
ミラノ-サンレモ (Milano-Sanremo)
ロンド・ファン・フラーンデレン/ツール・デ・フランドル
(Ronde van Vlaanderen/Tour des Flandres)
パリ-ルーベ(Paris-Roubaix)
リエージュ-バストーニュ-リエージュ(Liège-Bastogne-Liège)
と並び古い歴史を有するレースであることから
(どのレースも100年程度の歴史がある)
記念碑の意味を込めてモニュメント(The Monuments)
と呼ばれています。

僕はクラシックレースの中でもこの
ジロ・ディ・ロンバルディアが一番好きです。
このレースはイタリア北部にあるコモ湖周辺で行われるのですが、
スタートしてまずこのコモ湖をグルッと一周します。
このコモ湖-僕は全く知らないのですが 、国際的なリゾート地として
有名だそうで大物がこのコモ湖周辺に豪華な別荘を構えているそうです。
ということで、景色が綺麗。
コースプロフィールも平坦ではなく、細かいアップダウンが続き、
登坂力も要求されます。
そして、ここでいつもアタックがかかるのですが、
マドンナ・デル・ギザッロの登りです。
ここにはマドンナ・デル・ギザッロ教会(Santuario Madonna del Ghisallo)
があります。
この教会はサイクリストの聖地と言われ、
世界中のサイクリストがここを-もちろん自転車で 訪れるそうです。
なぜサイクリストの聖地かは、知りません!
でもそう言われています。
サイクリストの聖地ですよ。
死ぬまでに一度自転車で拝みに行きたいところです。

2006年のロンバルディアではアルカンシェルを着たベッティーニが、
マドンナ・デル・ギザッロでペースを上げ優勝しています。
彼は
「このレースはギザッロの登りで攻撃した者に勝機がある。」
とインタビューで答えています。

そんなギザッロ教会を超えて、チビーリオ⇒バッターリアと厳しい登りを
越えるのが例年ですが、今年はコースが変わっているようです。
けれども厳しいアップダウンがあることに変わりは無く、
ブチブチと選手が千切れて王者が決まるのです。

やはり鍵となるのはマドンナ・デル・ギザッロです。
左に曲がって、右にグイッと曲がるとレースの鐘が鳴ります。
ここはいつ観てもゾクゾクするシーンです。
必ずレースがここで動きます。

「来るで、来るで、来るで・・・キタ━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━!!!」

という「タマラナイ」レースなんですよ。

で、有力選手なんですが、
昨年はベルギーのフィリップ・ジルベールが優勝していて、
今年もやはりシーズン後半になってきて益々調子を上げています。
昨日行われたイタリアのセミクラシックレース、
ジロ・デル・ピエモンテ(Giro del Piemonte)
でも優勝しています。
ロンバルディアは彼のようなクラシックハンターにはうってつけのレースです。
今年も優勝候補の筆頭でしょう。

対抗にはカデル・エヴァンスです。
グランツールでは目標を果たせませんでしたが、
シーズン前半のクラシックレース
フレッシュ・ワロンヌ (La Flèche Wallonne)
では、ユイの壁(Mur de Huy)をばっちりこなして優勝していますので、
激しいアップダウンの続くロンバルディアでも絶対に着に絡んでくるでしょう。

後はアンディ・シュレクとか、サムエル・サンチェスとかニバリとかヴィスコンティ
なども出場するようですがロンバルディアを勝つには、
パンチに欠けるかなといったところです。
やはりギザッロをグイグイ登る脚が欲しいところです。
ここらの選手が勝ったらごめんなさい。

後、冒頭に書きましたロンバルディアを含む5大モニュメント制覇というのも、
またひとつサイクルロードレースの歴史に名を刻むことになるわけですが、
今のところ最有力なのが
サクソバンクのカンチェッラーラ(リエージュとロンバルディア以外は勝っている)
なのですが、ロンバルディアを勝つには脚質的に無理なのかな?というところと、
そもそもロンバルディアに出場するのか?
といったところで、ここもひとつ注目です。

更に、今年の世界選で買ったトル・フースホフトが
アルカンシェルを着て走るとのことです。
フースホフトも脚質的に向いていないので、
ベッティーニの様にアルカンシェルを着て勝つというのは無理かもしれませんが、
御披露目レースですので、
美しいコモ湖畔を走るアルカンシェルを纏ったフースホフト
これも押さえておきたいところですね。

とにかく、今年最後のビッグレース、見逃す手は無いでしょう

ということですよ。

2 commenti:

hamarche ha detto...

フィリップ・ジルベールやりましたね!
さすがBelgian!
ベルギー紙、Le Soirでは最高素晴らしい勝利!と書かれていました♪

ひであき ha detto...

>hamarcheさん、まいどです。
今、一番乗っているクラシックハンターです。
クネゴとかにも頑張って欲しいんですけどね。
今はジルベールが一枚も二枚も上手ですね。