29 giugno, 2010

人生いろいろ

今年も世界最大の自転車レースツール・ド・フランスが始まる。

はっきり言ってサッカーワールドカップよりもツールの方が
気になって仕方が無い。

ヨーロッパや南米ではサッカーは生活の一部、人生の一部です。
ファンによっては人生そのものという人もいる。

しかし、日本ではその歴史は、まだ短く浅い。
僕が小学生の頃など僕がみんなに
「サッカーしようよ。」
と声をかけても、みんな野球がしたくて多数決で野球になります。
僕は野球も好きだし、ひとりでサッカーは無いわけだから、
みんなと野球をするといった感じでした。
そして毎週土曜日に「三菱ダイヤモンドサッカー」を観る、
30分番組で南米やヨーロッパのプロリーグの試合を、
正味20分程度の間に45分間の
何割かを放送するような番組で、ほんとに今では考えられないような
無茶な番組でした。
「サッカーを愛する皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?」
と始まると“本物”が観られるとドキドキしながら
ブラウン管にかじり付いていました。

そして、国内では原選手や水沼選手や木村選手、ラモス選手などが
現役のピークでやっていたころで、
特に木村選手のフリーキックは正に魔術師と言われた彼の面目躍如であり、
相手選手に与える脅威は計り知れないものがありました、あったと思います。
しかし、当時はサッカー日本代表の試合でも空席が目立ち、
ましてや日本リーグなどでは・・・な状態でした。
しかし、Jリーグが始まり、スター選手も増えて、サッカー人気はうなぎのぼりで、
Jリーグの試合でも人気チームの試合は入手も困難で、日本代表Aマッチとなると
もうテレビで観るしかない程までになりました。

そして、ついに日本もあの翼君が憧れていたワールドカップの
舞台に立つことになりました。
日本のサッカーは当時を考えれば今、本当に良くやっていると思います。
何も知らない人にとっては今回のA代表のテストマッチでの惨状は
目を覆うものだったかもしれません。
しかし、日本のサッカーはどう考えても歴史が浅く、ジュニアから
トッププロまでのトライアングルなどまだまだこれからだと思います。

サッカーは、まだ日本人の血、肉になっていないと思っています。

南米では無様な試合をしたことで殺されることもある。
そうなれとは言わないが、冒頭に書いた通り、彼等にとってサッカーは
生活、人生なんだということを感じさせられる。

そんな国を代表する連中と戦うのです。
生半可な覚悟では返り討ちに遭うのは当然です。

それでも日本もこれまでの日本のサッカーや今のサッカーを積み上げて
戦略立てて日本のサッカーを構築できれば、
いつの日か、ワールドカップ出場は確実視できて、
出たら出たで予選リーグ突破は計算できて、
“ベスト4が目標です”を国民全体で共有できると思います。

僕が、今サッカーに興味が無いのは、
予選リーグで勝ったとか予選突破したとかで、
都心のど真ん中を交通マヒさせる“浅い”ただ騒ぎたいだけのバカが
いることによって興醒めさせられるからだと思っています。
スタジアムでの心無い横断幕(辞めろとか・・・)や罵声も、
「愛情がないなぁ。」と思います。
別にさ、八百長サッカーをやってるわけではなかろうに・・・。
ただ、日本の万年決定力不足にもイライラさせられますが・・・。
それはまだ“血”がそうなっていなく、ゴールの嗅覚が育っていないからだと
辛抱強く我慢しています。
どんなスポーツでもファンも選手と共に成長しなければならないと思います。

代表の皆さんは国家とそれぞれの人生を背負って戦っておられると思います。
是非岡ちゃんの目標を達成して欲しいと思います。

7月3日には今年のツール・ド・フランスに日本人が唯ひとり出走します。
石垣市出身新城幸也選手です。
彼も日本の多くのファンの応援を背に走ります。
ロードレース観戦暦も10年を超えますが、
まさか毎年ツールで日本人選手の走りを観られるとは、
10年前には夢にも思いませんでした。
今年も7月は寝不足になります。

新城幸也の快挙にロードレースファンらしく
狂喜乱舞する準備は整っています。

2 commenti:

hamarche ha detto...

Tour de France、Hideaki氏の分もしかとこの目で見て来ますよ〜!

ひであき ha detto...

>hamarcheさん、まいど!

ホンマにうらやましいですわ~
パリで自転車の走っていない
シャンゼリゼで
興奮しまくりましたからね。
実際に自分の目の前をツールの車列が通る
となると、もうどうなるか分かりませんよ!
お手軽にツール観戦できるのは、
ヨーロッパ在住者の特権ですね。
是非サイクルロードレースを
堪能してください。
新城幸也を応援してください!