17 novembre, 2008

物欲

昨日は午後からなんとか晴れそうということで、
やっと外で自転車に乗ることができました。
自宅を出て、小束山を抜け、伊川谷をまわって
明石駅方面へ、明石駅前から国道2号線を通って、
垂水→須磨TREKさんへ行きました。
サイコンの時速、距離表示が出ないので、
フロントのセンサーがおかしいのか?
と思って、TREKのスタッフさんに見てもらいました。
POLARと言えばこの人という方がいらっしゃって、
見てもらいますと、センサーと磁石の距離が離れていた
ので、読み取らなかったとのことでした。
言われてみれば大した事無いように思いますが、
それに気付かなかったので、
やっぱり頼りになる専門の方が近くにいらっしゃることは
ありがたいと思います。

その後はパーツ交換についてうだうだと
話す僕にお付き合いいただきまして、
ゆくゆくはある方々からは戦闘機とまで言われる
TREKの上位機種の中の上位のMadone6.9 Pro(マドン6.9プロ)
のフレームセットを買うというところまで行き着いてしまいました。

Madone6.9 Proは完成車で100万円オーバーなんですが、
フレームセットで買うと、48万円です。
そう聞くと、「おー、買えそうやなぁ。」
となってしまいます。
しかし、我々素人に良くある勘違いというか、思い違いに、
48万円のフレームセットを買ってもすぐには乗られないんだ。
というのがあります。
フレームセット販売というのはあくまでもフレームとフォークのみ
の販売で、ホイールやコンポーネントなどは別で買う。
というか、自分好みの自転車に仕上げるために、あらかじめ予定している
ものを買っておくか、フレームセットと同時に買うんですね。
超マニアなんかでは“寝かせておく”みたいに、
お酒か何かと混同してしまいそうな人もいるようですが・・・。

僕の場合は今乗っている自転車のコンポーネントが
Campagnolo(カンパニョーロ)というメーカーのVELOCE(ヴェローチェ)
という入門クラスのものを使っているのですが、
カンパニョーロの哲学(とにかく美しいこと)に
やられた僕はシマノのコンポに触れたことも無いくせに、
「とにかくコンポはカンパニョーロだ。」と思い込んでいます。

因みに、僕がカンパニョーロを使うことになったのは、
ただ、今乗っているORBEA(オルベア)の完成車についていたのが
カンパのヴェローチェだったからです。
これが本当に良かったです。
シマノだったら間違いなく
カンパニョーロに変えたいと思っていたと思います。
これはシマノが良いとか悪いとかいう問題ではなく、
その美しさを追求するという一点がたまらなくカッコいいからです。

で、話を戻しますと、そのMadone6.9 Proの48万円のフレームセットを
ゆくゆくは購入して今の自転車についているVELOCEをそれに移植して、
ホイールはTREKグループのBONTRAGER(ボントレガー)の
何とかというのを履いて僕も(戦闘機だけに)パイロットになると
いうわけです。
2台体制ですね。

元来ヨーロッパ志向の強い僕ですが、スタッフさんには
良くしていただいているし、“戦闘機”とはいかなるものか?
という好奇心もあるし、背中を押されているような感覚になる
という体験もしてみたいし、購入するといってもまだまだ先に
なりますが、ぼちぼちMadone貯金をしていきたいと思います。
当面の目標は
ホイールをEURUSに換えるになるんじゃないかなぁという感じです。

そんな話をしていると外は真っ暗になっていました。
夜の走行はあまり好きではありませんので、急いで帰路につきます。

自宅へ着くとCSで先日(と言っても10月)行われた
サイクルロードレース“ジャパンカップ”の放送がありました。

ヨーロッパのトッププロが日本にやってきて本気で走ります。
今年から最上位カテゴリーに昇格されました。
これまでも白熱したレースでしたが、
これにより更に激しさを増すと思います。

とは言え、結果は既に知っていたので軽い気持ちで観戦します。
のはずだったのですが、この栃木県のコースはアップダウンが
激しく、観ていても自分も走っている気分になり、
思わず手に力が入ります。
レース展開としては下馬評通り、イタリアの3人が最後
までもつれて、ランプレのダミアーノ・クネゴが得意のスプリントで
勝ったというものでした。

こういうレースを観ても一ライダーとして何か盗めるものはないか
という視点で観戦するようになっていると思います。

寒くなっても自転車には乗ります。

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