20 novembre, 2010

革靴の魅力について語りました

今週頭にASQUITHをおろしました。

BERKELEYでさんざん脚をいためつけられたので、
要注意で履くべきだったのですが、
履いてみたらいがいとスッと入ったので、そのまま出勤。

しかし、案の定というか想定外にというか電車に乗る前に
前のめりになり脚をかばいながら歩くような状況に。
もうすでに痛いです。
「止めときゃ良かった。」
と思いましたが時既に遅し、自宅に戻ってなんかいられません。
歩いている時間はわずか20分程度だったのですが、
事務所に着くやいなや靴を脱ぎ踵を見るとばっちり皮がめくれていました。

仕事中はサンダルを履いたり外に出る時にはCAMPERを履いたり
脚に負担がかかることは一切無く、靴擦れのことなど忘れていました。

そして仕事も終わり、帰宅の際に当然行きに履いていたASQUITHを
履くことになるわけですが、時間の経過で脚がむくんでいることもあり、
履くこともままならない状況です。しかし、家に帰らねば(当たり前)。
痛みのひどい左足を引きずるように帰宅したのでした。
それなりにおしゃれな格好をしているのにもかかわらず、
左足を引きずりながら帰る僕を傍らを通り過ぎる人々は間違いなく
奇異の目で見ていたことでしょう。

翌日、「今週はGreen Week」ということで
月曜日から金曜日まで僕が所有するEdward Green3足(ウチ1足はなんと頂き物)
を履いて足に馴染ますつもりでいたので、
今思えば「俺はなんというアホなんだ」な男なのですが、
というわけでBERKELEYを履くことにしました。
痛いところには絆創膏で保護をして出勤。
もう電車に乗る前には脂汗まみれになっていました。
1歩歩く毎にヒールが踵の靴擦れをゴリゴリ削っております。
痛みが脳天にビシビシ響き、なぜか呼吸が荒くなっている有様でした。

水曜日、Green Weekは諦めました。
しかし、よりコンフォートな革靴なら大丈夫だろうということで、
Saint Crispin'sを選択。
しかし、いくらコンフォートとは言え革靴です。
なめとったら痛い目遭うで、と言わんばかりに
Saint Crispin'sの容赦ない攻撃に僕の踵は完全に悲鳴を
上げていました。
週の真ん中なのに、いつもの倍疲れていました。
完全に仕事の疲れ以外のものでした。

木曜日、革靴を諦めました。
Springcourtです。スニーカーを履いて回復を図ろうとの目論見ですな。
しかし、この靴をなめていました。
いわゆるローテクスニーカーといわれる部類のものだと思うのですが、
ヒール部分にはそのいわゆる踵を保護するようなものは無く、
バイピング部分が靴擦れを擦るように当たって、これまた痛い。
この日辺りより足首が腫れてきました。
帰って奥さんに見てもらったら、
既にそんなことをしていること自体に呆れられましたが、
靴擦れの傷からばい菌が入って腫れているんじゃないの?
とのことでした。
絆創膏と晴れている部分には湿布を貼って寝ることにしました。

翌朝、左足の腫れは引かず、歩くことにも往生するような状態。
とは言ってもこんなわけの分からん理由で仕事を休むわけにもいきませんので、
仕事履きのCAMPERで出勤。
コンフォートなはずが、脚が腫れて痛くて仕方ありません。
ここまでくると何を履いても辛かったです。
靴下ひとつ履くのにも悶絶するような状態でした。

そして今日、New Balanceで出勤。
観念して仕事の合間に職場の近所の外科に診て貰いました。
医者「靴擦れで来られる患者さんは初めてですね。」
僕 「はぁ、そうでしょうねぇ~」
医者「革靴が趣味なんですか?そんな患者さん初めてですね。」
僕 「はぁ、そうでしょうねぇ~」
医者「革靴を履かないといけない仕事なんですか?
 それだったらそれに対応した処置をしないといけないんですけど。」
僕 「ぜんぜんそんなことないです。サンダルかスニーカーです。」
医者「ハハハ(笑」
僕 「ハハハ・・・」

みたいな不毛な雑談をしている間に医者は踵を消毒して、軟膏を塗って
絆創膏を貼って、「ハイ終了」みたいな感じでした。

そして、
「湿布は絶対に貼ったらいけませんよ。」
と言われました。
「こういった症状の時に患部に湿布を貼ったら余計に悪化する場合があります。
ですから、絶対に貼らないでください。」
と、ばっちり釘を刺されました。

医者に行って気持ちが楽になったのか、New Balanceの履き心地が良いからなのか、
今は、落ち着いて楽しくこれを書いているところです。

しかし、
などと医者に言われ、
軟膏塗って、化膿止めの薬、胃薬、塗り薬を貰って帰りました。
Edward Green、恐るべしです。

多くの靴好きの方のブログでもEdward Greenに脚を噛まれるとか、
馴染むまで苦労するということを書かれています。
多くの紳士の脚を地獄の底に突き落として尚、魅力を放ち続けるEdward Green、
綺麗な花には棘があるどころではない、とんでもない野郎です。
棘程度じゃあ、病院には行かんよ。
あ、うなぎの小骨で病院に行ったんやったか・・・。

いやしかし、Edward Greenはいいですね。
頂き物のHYTHEは既にこなれていて朝から晩まで歩いていても
痛くも何ともありません。
これを知っているから残りの2足も我慢できているようなものです。
いずれはこうなるんやと。

次はSHANNONでも買ってみるかしらね。

これが僕なりの靴の魅力の感じ方です。
まぁ、それでも履くんやとね。

2 commenti:

だい ha detto...

本来靴の魅力って、履き心地良いとか、手の込んだ作りとか革の表情とか、そういう魅力を語り合うと思うのですが、ひであき氏のは極先端にいる「M」みたいな感想でした(笑)

ご自愛くださいw

ひであき ha detto...

>だいさん、まいどです。
正直言って、作りとか革とか良く分からないです。
僕が毎日乗る通勤電車1両の中では靴のことを一番知っているだろうくらいですかね。
というか、まぁ分からなくてもあの店で買えば間違いないんだろう。
ということで買っています。
ですからというわけではないのですが、僕の靴の愛し方はこのようになってしまっているんです。
中にはこんな靴好きがおってもエエでしょう。
踵は順調に回復しております。
今日もNew Balanceです。