27 dicembre, 2012

危機突破内閣始動!

2006年、安倍さんが始めて首相となられるとき、
僕は先に麻生さんにやっていただいて、そこで閣僚として経験を積んでから
総理大臣になっていただきたいと思っていました。

麻生さんは、安倍さんよりもひとまわり以上年上で、
人生経験も政治経験も豊富ですから、絶対にそうするべきと。
しかし、安倍さんは総理大臣になられて、約1年でまさかの体調不良で、
総理の職を「放り出して」しまいました。

ホンマに、見ていてこちらも泣きそうになりましたし、
「やっぱり麻生さんが先の方が良かったんや。」
と思っていました。

あれから、5年ですか、本当にラッキーとしか言い様のない形で、
この度2度目の総理大臣に就任されました。

各メディアの報道で、安倍さんがこの5年の間、どの様に政治家として、
国を見つめてきたのかが報道されていますが、
街頭立ちや車座集会など地元でも数を重ねて、正に国民が政治に何を求めているのか
を汲み取る日々だったとのことです。
そして、その間も保守政治家としての立ち位置は全く変わることなく、
来たる時のために創生「日本」で保守の集結をはかったり、
終戦の日に靖国神社に参拝に行かれたり、
体力が回復されますと、関西でもテレビに出演されたり、
やはり力を溜めていたんだろうと思います。

その間、福田内閣、麻生内閣と野党が攻勢をかけ、自民党は下野し、
悪夢の3年の始まりである鳩山由紀夫が総理大臣となりました。

自民党の凋落の始まりは、安倍さんの総理辞任に始まったと言っても間違いないでしょう。
2007年の参院選の大敗は本当に痛かった。

安倍さんは、あの時のことを絶対に忘れていないと思います。
もう、マスコミは全て、完全に自民党、というか安倍さんの敵でした。
当時、僕は32歳ですか、何かしらの形で安倍さんの援護射撃はできたんだろうけど、
ツイッターも無ければ、フェイスブックも無い、
チャンネル桜はあったけど、僕たちは何もできないまま、
いわば安倍さんを見殺しにしてしまいました。

しかし、今回の自民党総裁選前からの保守層の動きは完全に当時のものとは違いました。
安倍さんが総裁選に出馬を決めてから、
多くの知識人が安倍さん支持を打ち出し、それを保守僧はSNSで拡散し、
安倍さんご自身はタブー無く、何でも語りました。
そして、総裁に就任し、11月に野田内閣を解散に追い込みました。

衆院選の安倍さんは、本当に力強く、テレビでは、恐くて引きの画を出しませんでしたが、
youtubeなどで、有志がライブ中継する安倍さんの街頭演説はどこに行っても
大勢の聴衆でごった返し、その勢いを物語っていました。

テレビメディアに出演すれば、テレビメディアを批判し、
記者クラブの討論会に出れば、朝日の従軍慰安婦を批判し、
街頭での演説の声は力強く、
まぁ、カツゼツが悪くいのはご愛嬌です。
既存メディアを敵に回しながら、
とにかく強い安倍を有権者に印象付け、異論はあれども大勝しました。
もうね、安倍さんは恐いものは何も無いと思うんですよ。

昨日は、新内閣の発表、今日から安倍危機突破内閣が本格始動します。

第一次安倍内閣は、安倍さんが本当に強い総理大臣になるための
試練だったと今、思っています。
まぁ、安倍さんにとってだけの試練であれば良いのですが、
はっきり言って、我々国民も大きな代償を支払わされました。
安倍さんは、各所で第一次政権時代のいわば後悔を語られています。
もちろん大きな成果を上げたのですが、後悔も同じくらいあるということです。

この第二次安倍内閣では、その任期いっぱいを使って、
第一次時代にできなかったことを全部やっていただきたいです。
基本的な内閣の方針は、経済政策以外は、第一次安倍内閣の時のそれと同じです。

もう三回目がないことは、安倍さんが一番ご存知です。
政策は、全面的に支持します。
内閣の顔ぶれも何の不満もありません。
舞台は整いました。

安倍さん、僕たちの支払った代償に多くの利子をつけて返していただきます。

2 commenti:

Daisaku ha detto...

まことに残念ですが、安倍総理は1月の訪米でTPP交渉参加の表明をする可能性がもの凄く高いですね。。
理由は2つあると思います。1つ目はアベノミクスにより円安に振れることを容認してもらうため。2つ目は安全保障です。ご存知の通り、日本は自力で国を守る事ができない国という現実があり、それを成し得るためには安倍総理自身の祈願でもある憲法改正が必要です。それまでアメリカに日本国の国防を頼ると言う何とも情けない、ここまで媚を売らなければならないと言うワケです。。

安倍総理はTPPの危険性も十分に理解しているようですが、国を長らく生かす為に苦渋の選択を強いられるでしょうね。。
さて、国民がこの苦渋の選択に耐えれるかどうか?一気に安倍叩きに向かうんじゃないかと心配です。。

あと、あの竹中平蔵を日銀総裁にすると言う話まで出て来てるそうです。日銀総裁とはいかなくとも、なにかしらこの政権に関与するのはほぼ確実みたいで、TPPと竹中はセットだそうですね…

ひであき ha detto...

>だいさん、まいどです。
安倍さんは、交渉参加に完全反対とは
ひとこともおっしゃっていないんですよね。
「聖域無き関税障壁撤廃を前提とする交渉には参加しない。」
とのことですので、もし交渉に参加するとなっても、驚きはしないんです。
野田が情報を提供すると言いながら、全く情報を開示しないことに安倍さんは、問題提起をされていました。
安倍内閣になって、交渉をするにあたっての情報が得られ、かつ、交渉の余地がありそうであれば、交渉参加すると思います。
ポイントは、
・関税の完全撤廃が前提である
・毒素条項が既に盛り込まれている
のに、交渉に参加するとなると、
これは、あるいは「ポチ」と言われても、
反論できないだろうと思っています。
韓国は、早速isd条項で提訴されていますよね。
こういった提訴が日本でも連発されると、
本当に、大変なことになります。
アメリカでは自動車業界などをはじめとして、
TPPに反対の業界もあると聞きます。

そして、現時点でも言えることは、
仮に安倍さんが、TPP交渉参加表明をしたら、
マスコミは、一斉に叩きにかかります。
「公約違反!」
と。
我々が見なければならないのは、
交渉参加は公約違反でもなんでもなく、
交渉参加の条件に状況が合致しているか否かです。

安倍さんが関税フリーにして、
かつ毒素条項も飲んでしまったら、
その時は、僕らも擁護できません。

竹中平蔵については、報道で色々ありますが、
現時点の政府の発表では何も無いですね。
3末の日銀人事には目が離せません。

マスコミの報道に一喜一憂されない目も大事やと、
今回は特に感じてますわ。