18 giugno, 2006

無念・・・

絶句です・・・。
高校時代から好きだったベーシスト青木智仁氏が亡くなりました。

今日(17日)、友人から聞いて知りました。

青木氏のベースは派手さは無いものの堅実で安定したプレイが売り物でした。
彼は、TOWER OF POWERというファンクバンドの
フランシス”ロッコ”プレスティア
というベーシストが好きで彼の様なプレイをライブでしていたのが
いつも印象的でした。

青木氏のプレイがいかに安定していたかですが、
僕が聴きに行ったAOKI BANDの神戸チキンジョージでのライブで、
ドラムの村上”ポンタ”秀一氏が
「俺、曲の進行良く分かんねぇんだから、いつものキュー頼むよ。」
と言っていたんですね。
キューとは、ある曲でテーマ部分があって、各リード楽器のソロ回し
などがあって、曲の最後に大体その曲のテーマに戻るのですが、
そのテーマに全員で戻るのに、この例で言えば、青木氏がその
”キュー”となるベースラインを弾き全員に
「そろそろ、テーマに戻るよ」と正に”キュー(合図)”を送る訳です。
曲をまとめる、いわばプレイヤーでありながらコンダクターもこなす
ひとり二役を演じていたわけですね。
ホンマになんとも垢抜けたスタイリッシュなベースを弾く方でした。

今、僕は青木氏のリーダー作の”Experience"を聴きながらコレを書いてます。
泣けてきますわ、別に身内でもなんでもないですけど、
ドラム好きの僕が始めてドラム以外のプレイヤーで
カッコええなぁと思った人ですから・・・。

ウチのおやじが亡くなった時は、人目もはばからず大泣きしましたが、
今日は、その次くらいに悲しい一日となりました。

フランシス”ロッコ”は、まだ健在のはずだから、
青木氏が彼に天国で会うのは暫く先です。
それまで、ロッコに
「アオキ、ナイスプレイ!!」
と褒められるべく、練習するのでしょう。

そして、僕が青木氏の次のライブでのプレイを聴けるのは・・・

僕があの世へ行ったあとになるのでした。


青木智仁氏のご冥福をお祈りいたします

2 commenti:

Anonimo ha detto...

悲しいです。受け入れられないですね。
今となってはチキンで聴いていたAOKIBANDOがとても・・・言葉になりませんわ。
しかも自身の誕生日に・・・
ご冥福をお祈りします。

ひであき ha detto...

僕のラックには、青木智仁がプレイした
作品が、山のようにあります。
聴いているとこれも青木、あれも青木です。
日本のフュージョンシーンが、停滞気味
と言われていますが、
新しいプレイヤーがどんどん出てくることが、
供養になるのかもしれません。