長くゆるやかな坂道、バスを降り自宅へ足取りを向けました。
後ろから自転車のベルの音がしているようでした。
しているようでしたというのは、ウォークマンで音楽を
聴いているから良く聞き取れなかったのです。
僕が歩くその“歩道”は道幅1m程で車道側には街路樹が
植え込まれていて場所によっては人がすれ違うのにも
身体をかわさなければならないくらいに狭いのです。
そんな“歩道”を後ろからベルの音と更にはブレーキの
摩擦音まで響かせながらチャリが迫ってくる。
『ボケが何を歩道で偉そうに』
と当然かわす気も無く僕はそのまま歩きました。
すると歩道の段差が無くなった信号あたりで
そのチャリは急に車道に飛び出したのです。
その瞬間、タクシーがクラクション鳴らし急ブレーキ!
間一髪で衝突を避けることができましたが、
そのチャリの女(その時女と分かった)は自転車から落ちかけ、
電柱にぶつかりそうになりました。
何とかケガは無く、やれやれといったところだったのです。
道路交通法のことを詳しく知っているわけではないのですが、
自転車はそもそも車両扱いだったはずです。
歩道は当然歩行者が最優先です。
歩道でお前どけとばかりに歩行者に対してベルを鳴らす。
そいつがどかないからと急に車道に飛び出す。
この女のとった行動は全てが間違いだったと思っています。
ただ、自転車乗りの端くれとしては、
今の交通事情で安全に自転車に乗るのは至難の業だと思います。
自転車は“帯に短し襷に長し”な乗り物なのかもしれません。
僕自身、自転車に乗る度に、自転車用道路が欲しいといつも思います。
それにしてもこの女のことを思い出すと、
自転車にも免許が必要なんじゃないかと考えさせられます。
乗り方も知らないなら乗るなと。
2 commenti:
ベルギーでの自転車生活はオランダまでとは行きませんが、日本よりは快適です。専用道があったり、自動車より優先だったりと、色々守られてます。でも日本は本当、危ないっすよね。本来自転車は車道を走るモノです。でも、車道を走ってると、自動車から文句を言われるし、歩道を走ると、今回のような事が起こったりもする。。もう少し自転車の交通法を分かるようにしなければいけませんね。
>だいさん、まいどです
ベルギーは世界一の自転車大国
だそうですからね、羨ましいです。
僕自身、自転車に乗る時は自分の為に
交通ルールを出来る限り守ります。
逆走なんてとんでもない。
ただ、ウチの前のような登り坂だと、
車道を走ると本当に車に迷惑だと思うので、
そういう時は歩道を走ります。
ただし、歩行者優先は当然です。
道を譲ってもらえれば挨拶します。
今の日本ではそれが現実です。
道交法の改正も言われていますので、
期待して待つしかないです。
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