仲の良い連中と連れ立って飯を食いに行く。
良くあることで無条件で楽しいことでありますが、
そこで繰り広げられる会話の中身です。
仕事の話、プライベートの話、男であれば女の話、
女であれば男の話等など尽きることはないのでしょうが、
その場に居ない他人の話も良く出てきます。
てめえのことを差し置いて
「あの人はあれがいかん。」
「こういうところがダメですよ。」
「ええ大人のクセに、あんな子供じみたことしてる。」
などなど場合によっては、言やぁ罵詈雑言です。
酒が入ると誰も止まるところを知らなくなります。
普段から
「自分が他人の悪口を言えば言うだけ
他人も自分の悪口を言っている。」
とは思っていますが、
言っている自分は“悪口”ではなく“評価”ですと
言い訳してみても今ひとつ説得力ないなぁと
思い直してみるのです。
そんな会話をしている自分(達)は、
他人からしてみるとやはり、醜悪で悪趣味でオシャレじゃない
連中なんだろうなぁと思います。
そこには一滴のエスプリもまじっちゃあいないですからね。
例えそれが事実であったとしても、
やはり神は見ている。
真実はそこにはないのでしょう。
これじゃあ折角の良い服も台無しです。
酒の肴として最高なのは誰もが認めるところなんでしょうが・・・
そんな話題しか出なかったあの日の晩飯を取り返したい。
そう思うこともあるんです。
お前が喋るだけ周りはお前のことを“評価”しているんですよと。
スマートに生きるのは楽ではないです。
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