昨日は、パイエール峠を越え、プラトー・ド・ベイユ峠ゴールの
超難関ステージでした。
連日厳しいレースを強いられている、ヴィノクロフは、
最初の超級パイエール峠で総合争いから脱落、
これで、本当にヴィノクロフは総合を諦めたと思います。
集団はイヴァン・マヨをリーダーに抱える
サウニエルドゥバルが強烈に引いてあっという間に
少数集団になりました。
しかし、マヨは続くプラトー・ド・ベイユの登りで、
マイヨ・ジョーヌ集団から脱落、
サウニエルの引きはいったいなんだったんだ?
みたいな展開になりました。
最後は総合2位につけていたカデル・エヴァンスが脱落して、
総合トップのラスムッセンとマイヨ・ブラン(新人賞)の
アルベルト・コンタドールでのガチンコ勝負となりました。
定石通りいけば展開からいくとラスムッセンが8秒差を受け入れて
コンタドールを優勝させるのですが、ラスムッセンはそれを
拒み、最後まで足をゆるめずに優勝を狙いにいきました。
このプラトー・ド・ベイユはマルコ・パンターニや
ランス・アームストロングなどツールで総合優勝を果たした
選手が制しているゴールだからです。
しかし、ピュアクライマーのラスムッセンは最後スプリントの
足がなく、競ることができずコンタドールがステージ優勝しました。
ラスムッセンは当面の敵であったカデル・エヴァンス
に十分な差をつけることができたので、
ステージ優勝はできなかったものの、シャンゼリゼでの
マイヨ・ジョーヌをより現実のものとできる位置につきました。
しかし、ラスムッセンにもドーピングの疑惑が出てきているようです。
昨年のフロイド・ランディスに続き、「またかよ!」な状況ですが、
これは、ツールが終わってからも昨年同様尾を引きそうな問題です。
*H19.7.23 16:27追記
ラスムッセンのドーピングに関する問題は、
使用に関するものではなく、トレーニング場所を、
しかるべき団体に知らせなかったことによるものです。
Nessun commento:
Posta un commento