今週の火曜日に今年の定演で演奏する3曲のうち、
当初手に入らなかった曲の楽譜を預かりました。
ネタバレになるのですが、その曲とは
「ウエストサイド・ストーリー・メドレー」
です。
この曲は因縁の曲です。
僕が高校生のとき、神戸市吹奏楽祭という演奏会
でこの曲をウチの高校は演奏したのですが、
その時僕はドラムをやったんです。
この曲は最後の最後にドラムの10小節くらいの
ソロがあって終わるんです。
練習では上手くできたんですが、
本番で・・・(文面からお察しの通り)
大失敗したんです。
ホンマに落ち込んで、演奏が終わるや否やみんなの
顔を見るのが嫌で帰りました。
演奏が終わった瞬間僕が当時好きだった女の子に
言われたひと言が今でも忘れられません。
「最悪・・・。」
心臓刺して死にたかったです。
舞台上で絶叫したかったです。
髪の毛全部抜けるかと思いました。
余りにも酷なひと言でした。
この件について、当時は言い訳を一切せずに
いたのですが、15年の歳月を経て、
こんな形で唯一の見苦しい言い訳を長々と書きます。
これから先は分かる人にしか分からないです。
忙しい方は読まないでもいいです。
以下、僕の言い訳
***
ドラムセットは手にスティックを持って叩く太鼓と
足でペダルを踏んで叩く太鼓があります。
通常、ホールの舞台は木でできています。
足でペダルを踏んで叩く太鼓は、
太鼓の打面を横に床に置いて設置するのですが、
その際に、2本の足をその太鼓につけて、
太鼓を安定させます。
その足の先は尖っています。
それで床に突き刺して太鼓を安定させるのですが、
人に刺さったりすると危ないので、
カバーが掛けられているのです。
本番その太鼓を設置したのは舞台の係の方だったのですが、
その方がカバーを外して尖った部分を
床に刺してくれていなかったのです。
するとどうなるか、
僕が演奏でペダルを踏む度に太鼓が
前へズルズルと行ってしまうのです。
僕はその位置のままですから
演奏できなくなってしまうわけです。
でそのソロは曲の一番最後です。
どうにもできずに僕は
男らしく玉砕(泣
したわけです。
***
言い訳終わり
本当にいい勉強になりました。
今回は誰がドラムを叩くか、まだ決まっていません。
昨日の夜、楽譜を見て「!?」と思った瞬間、
心臓がバクバク、嫌な汗も出てきました。
僕はこの思い出を乗り越える必要があるのでしょうか?
Nessun commento:
Posta un commento