かつて三木武吉(みきぶきち)という政治家がおりました。
保守合同、自由民主党結党の最大の功労者ということで、
その名を知る方は多いと思いますが、
この方のエピソード、非常に面白いです。
面白いからふたつとも読んでみてください。
読んで目が疲れたらその後のボクの駄文は読む必要ありませんから。
*
初当選した1917年の第13回衆議院議員総選挙の演説会において、
立憲政友会の候補、坪谷善四郎が
「名前は言わないが、某候補は家賃を2年分も払っていない。米屋にも、1年以上ためている。
このような男が、国家の選良として、議政壇上で、国政を議することができるでありましょうか。
この一事をもってしても某候補のごときは、いさぎよく立候補を辞退すべきものと、
私は信ずるのであります」と三木を批判した。
すると三木は次の演説会場で、
「某候補がしきりと、借金のあるものが立候補しているのはけしからんと、攻撃しているそうだが、
その借金がある某候補とは、かく言う不肖この三木武吉であります。
三木は貧乏ですから、借金があります。
米屋といわれたが、それは山吹町の山下米屋であります。
1年以上借金をためているといわれたがそれは間違いで、
じつは2年以上もたまっております。家賃もためているのは2年以上ではない。
正確にいいますれば、3年以上も支払いを待ってもらっておるわけです。
間違いはここに正しておきます」と反論し、
会場は拍手と爆笑に包まれ、「えらいぞ、借金王」と野次が飛んだ。
その会場には、三木の大家や借金先の山下米店の主人山下辰次郎も来ており、
その後、三木に促されて両者とも立ち上がった。
その時山下が「私は米屋の山下です。
どうか皆さん、三木先生をご支援願います」と述べ、
すっかり参った坪谷はそれ以来三木の借金の話をしなくなった。
*
というものです。
更に、
*
戦後、公職追放解除後の第25回衆議院議員総選挙では、選挙中の立会演説会で
対立候補の福家俊一から
「戦後男女同権となったものの、ある有力候補のごときは妾を4人も持っている。
かかる不徳義漢が国政に関係する資格があるか」
と批判された。ところが、次に演壇に立った三木は
「私の前に立ったフケ(=福家)ば飛ぶような候補者がある有力候補と申したのは、
不肖この三木武吉であります。なるべくなら、皆さんの貴重なる一票は、
先の無力候補に投ぜられるより、有力候補たる私に…と、三木は考えます。
なお、正確を期さねばならんので、さきの無力候補の数字的間違いを、ここで訂正しておきます。
私には、妾が4人あると申されたが、事実は5人であります。
5を4と数えるごとき、小学校一年生といえども、恥とすべきであります。
1つ数え損なったとみえます。ただし、5人の女性たちは、今日ではいずれも老来廃馬と相成り、
役には立ちませぬ。
が、これを捨て去るごとき不人情は、三木武吉にはできませんから、みな今日も養っております」
と愛人の存在をあっさりと認め、さらに詳細を訂正し、聴衆の爆笑と拍手を呼んだ。
「およそ大政治家たらんものはだ、いっぺんに数人の女をだ、喧嘩もさせず嫉妬もさせずにだ、
操っていくぐらい腕がなくてはならん」
と、男っぷり溢れる発言をしたり、松竹梅といわれた3人の妾を囲ったり
(ちなみにこれは、愛人のランクではなく、実際に名前が松子、竹子、梅子だった) した。
松子には神楽坂で待合茶屋を持たせた。晩年も精力に衰えはなく、
72歳で亡くなるときも愛人が5人いたという。
しかしその一方で愛妻家でもあり「本当に愛情を持ち続けているのは、やはり女房のかね子だ。
ほかの女は好きになった…というだけだ」と述べている。
妾たちもかね子を別扱いにして、世話をしていた。
*
というものです。(以上、「三木武吉」とwikipediaより)
昨今の政治家の阿呆ぶりには閉口してしまうのですが、
それでも愛嬌でもあれば、笑えるのですが、
やることも小者で笑えない。
昨日、今日あたりから橋下のシモの話がメディアを騒がせておりますが、
時代が違うとは言え、こんな話どうでもよろしいと思うんですけどね。
今現在、愛人がおってと言うのであれば、
「おぉ!橋下やるなァ!!」
と興味も沸きますが、弁護士時代の話で、もう清算済みの話ならば、
今さらどうこう言うもんでもないでしょ。
せいぜい奥さんや子供からお灸を据えられ、暫く家では大きな顔できない、
くらいの話ですわ。
そやってマイクを突きつけとるお前らは橋下の言う聖人君子なんかい!
と思いますしね。
橋下は、ちょっと手切れ金をケチったんですかね。
ようけ稼いどったのに、お金の使い方を誤りましたね。
この愛人も、お手当てやら手切れ金が少ないから、
金に困ってか、エエ生活したいかで文春に何百万かで売ったんでしょうね。
その程度の話でしょう。
橋下もこれを逆手に使えれば大物になる要素あるんと違いますでしょうか、
時代が許さないんですかね?
金に汚く、妾を何人も抱えるが、尖閣から支那を追い出し、竹島の実効支配を取り戻し、
北方領土と、千島、樺太南を露助から取り戻す政治家(政党)の方が良いか、
それとも
愛人などとんでもない、政治資金も完全クリーンです、しかし、
支那も朝鮮も露助も怒らせるのが恐いから何も言えません。
政治家として、なんの実績もありません。
な政治家(政党)の方が良いか?
そりゃあ、金にも女にもキレイでガンガン実績を挙げる政治家が良いに越したことは無い
のですが、
じゃあ、あんた(有権者)はそれを政治家に要求できるほどクリーンな人間なのか?
ということですよ。
もう何度も言うてますけどね。
ボクは、あれやこれや言いませんが、そんなキレイな人間違いますからね。
生臭い、泥臭い人間なんです。
でも、日本人として、日本にはこれからも繁栄し続けて欲しいと思いますから、
そんな人に投票せなあかんと思うてます。
石原慎太郎が自分の息子に多少の便宜を図ったとしても、
尖閣を都で所有して、一般人まで入られるようにして、
自衛隊を呼んでくれて、
おまけに観光まで誘致してくれて、
支那の艦船を周辺から追い出してくれた。
ならば、1億円の便宜をテメーの息子に図ったとしても安いですよ。
まァ、その1億円は都税ですので、ボクがどうこう言えた義理ではないかもしれませんが・・・
まァ、でもそういうことです。
ボクが考えるのは。
因みに、橋下氏については、
市政運営については良く分かりませんが、
今のままならば国政に出てきても支持する予定はありません。
Nessun commento:
Posta un commento